DANDELION SMUGGLER
制作年: 2023
素材・技法: 紙, その他
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2023
- 素材・技法
- 紙, その他
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- クレジット
- 「トーキョーアーツアンドスペースレジデンス 2023 成果発表展『誰かのシステムがめぐる 時』」(トーキョーアーツアンドスペース本郷) “TOKAS Creator-in-Residence 2023 Exhibition ‘As Above, So Below’,” Tokyo Arts and Space Hongo 撮影:髙橋健治 画像提供:Tokyo Arts and Space 2023年7月 Photo: TAKAHASHI Kenji Photo courtesy of Tokyo Arts and Space
- 額装
- 未設定
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- インスタレーション
- スタイル
- コンセプチュアル, 社会・政治・歴史, その他
Work Details
レジデンス成果展「誰かのシステムがめぐる時」記録
As Above, So Below, Tokyo Arts and Space Hongo
2022年、三国の国境が接する街、バーゼルに滞在し、日本では外来種扱いの西洋タンポポをスイスで摘み、ドイツを経由して種を採取し、フランスの地に植える「DANDELION SMUGGLER」という計画を実行した。いとも簡単な国境越えは自転車で片道たったの約7km。そもそも、人の手を借りなくてもタンポポはすでに何度も国境を越えているかもしれない。一見、無意味でイタズラのようなその行為から人々にとっての国境が浮かびあがる。賑やかなバーゼルの街も少し前にはロックダウンを経験していた。社会はさまざまな問題を抱えつつも、国境を越える自由を願う人々に出会った。この成果展では、その一連の記録をボードゲームで追体験できる仕組みを試みた。
In 2022, while staying in Basel, a city located at the intersection of three national borders, I executed a project called "DANDELION SMUGGLER" in which I picked dandelions (considered an invasive species in Japan) in Switzerland, extracted their seeds while passing through Germany, and planted them in France. The journey across multiple borders was extremely easy, involving just a bicycle ride of about seven kilometers each way. Of course, dandelions have probably crossed borders countless times without human intervention. This seemingly meaningless and mischievous act highlights our reification of the concept of borders. Basel, usually a vibrant city, had recently experienced a lock down. Amid this society grappling with various challenges, I encountered people longing for the freedom to cross borders. In this exhibition, I document the project in the form of a board game that traces the sequence of events.
会場風景:トーキョーアーツアンドスペース本郷
部分:Basler Papiermühle(バーゼル製紙博物館)で、昔ながらの技法で作られた手漉き紙を使用。国境のあるバーゼルの街を白い地図に切り出し、タンポポを運んだルートをタンポポのエキスを使って染めた。
会場エントランス:実際に使ったバケツなどを展示。「密輸」という大袈裟な言葉と対照的に柔らかい印象のタンポポとドローイングでプロジェクト全体を子どもの遊びのような印象になるよう試みた。
タンポポを運ぶ様子を撮影。映像(8'42")
会場風景:すごろくタイプのボードゲームを制作。図案にはスイスの伝統的な切り絵の飾り枠がある牧歌的なスタイルを取り入れた。壁面に展示しているのはハンドカットのオリジナル。実際に遊ぶことでプロジェクトを追体験できる仕掛けを作るために、手に取れるボードゲームをレーザー加工を使って制作した。
バーゼルは製紙業だけでなく、宗教改革の時代、活版印刷技術で栄えた歴史を持つ街である。透かしの入った再生紙に、活版印刷で「DANDELION SMUGGLER」の文字を刷った。
ZOLL/DOUANEは税関の交通標識で、国境エリアでよく見かけるサインである。街のサーカスが、荷車に木を植えて家財道具としているのを見て、「ヨーロッパでは植物も車輪で国境を越えることがあるのか」と、このプロジェクトを考えるきっかけになった。
この作品の他にも車輪のついたものに根を張る植物が会場内に散りばめられている。
アリはこれまでの作品にもよく登場する昆虫だが、近年外来種問題でよく取り上げられる存在でもある。
プロジェクトを通して、現地で出会った人たちから多くの感想をいただき、その中で印象に残ったものを活版印刷で記録した。これらの言葉はボードゲームの中にも散りばめられており、解説をルールブックに載せている。
フリーマーケットでドイツの古いボードゲーム、「国際交通標識ゲーム」を見つけた。その中に「税関」のサインがあり、「ボードゲームの中で国境を越えるのか…。」と思った。そのゲームがヒントになり、このプロジェクトをボードゲームとしてまとめることにした。実際に触って遊べるようになっている。
展示風景 動画
それぞれの国境への意識
paper-cutting, letterpress printing, found objects,
1 year
Atelier Mondial(スイス・バーゼル), ART FACTORY城南島
こどもの遊び、イタズラのようなタイトルにしました
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Artist
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2007年、Chelsea Collage of Art and Design, BA Fine Art 卒業。 自然や生態系に人間が向けてきた眼差しを通して、人間や社会について考察する。 2003年、京都市立芸術大学美術学部日本画科卒業後、2007年、University of University of the Arts London, Chelsea Collage of Art and Design, BA Fine Art卒業。 自然科学に向ける人間の眼差しを通して、「生と死」「善と悪」などの二元性をテーマに制作している。自然史の分野と人間の関わりの中から見える人間のエゴ、執着心など人間そのものを探る。紙を使った表現は、平面の要素を強く持ちながらも、空間に配置されることで立体との間の曖昧な存在となり、「二元性」における切り離されずはっきりしない境目を示唆する。 近年の活動「なら歴史芸術文化村AIR2025」にて滞在制作、「ATAMI ART GRANT2024」「中之条ビエンナーレ2023、2021」「大地の芸術祭2022」「六甲ミーツ・アート2020」などの芸術祭に参加。2022年にはTOKAS東京〜バーゼル二国間交流事業より派遣クリエーターとして、スイス・バーゼルのAtelier Mondialにて滞在制作。2022年、レジデンス成果展「誰かのシステムがめぐる時」TOKAS 本郷(東京)、2021年グループ展「Slowly Arriving」Kunsthaus Baselland(Basel)など。 個展 2025年「Flux in Black / 昨日の黒」なら歴史芸術文化村、奈良・天理 2025年「Green Shadows, Against the Wind」VIENTO ARTS GALLERY、群馬・高崎 2021年「Evil and Innocent」Gallery Hasu no hana、東京 2019年 「Find Whispers of the Planet」佛山岭南天地、中国佛山市 2013年 「After Closing the Curtain」居留守文庫、大阪 2012年 「早崎真奈美展」ギャラリー16、京都 2011年 「Dear Unexpected Visitorsー親愛なる予期せぬ訪問者様ー」ガーディアン・ガーデン、東京 / ギャラリー・センティニアル、大阪 2009年 「Innocent Garden」Long & Ryle、ロンドン 2008年 「Dream Helix」Long & Ryle、ロンドン グループ展 2025年「AFJ OPEN STUDIO 2025 Newfound」ART FACTORY 城南島、東京 2025年「カイロスとクロノスの狭間 或いは存在と痕跡の考察」The Terminal KYOTO、京都 2024年「In Praise of Shadows」Numero 51、ミラノ 2024年「OPEN STUDIO 2024」ART FACTORY 城南島、東京 2024年「ATAMI ART GRANT 2024」清水町レントハウス、静岡 2023年「中之条ビエンナーレ2023」やませ、群馬・中之条 2023年「誰かのシステムがめぐる時」TOKAS本郷、東京 2022年 「OPEN STUDIO 2022」ART FACTORY城南島、東京 2022年「大地のコレクション展示2022」 越後妻有清津倉庫美術館、新潟 2022年 「大地の芸術祭 越後妻有 2022」苗場酒造、新潟・津南 2021年 「Slowly Arriving Atelier Mondial zu Gast」Kunsthaus Baselland、バーゼル 2021年 「中之条ビエンナーレ2021」かいこの家、群馬・中之条 2021年 「OPEN STUDIO 2021」ART FACTORY城南島、東京 2020年 「六甲ミーツ・アート 2020 芸術散歩」六甲カンツリーハウス 、兵庫・神戸 2019年 「BankART AIR 2019 OPEN STUDIO」BankART Station、神奈川・横浜 2014年 「Drôle de Mérage 二つの月と太陽」二人展、ギャラリー・センティニアル、大阪 2013年 「岐阜と宇宙民藝」なうふ現代、岐阜 2010年 「Rose-Eaters ばらくい」刊行記念展、SHIBUYA PUBLISHING&BOOKSELLERS、東京 2010年 「遊芸三昧」二人展、国際奈良学セミナーハウス・旧世尊院、奈良 2010年 第2回「1_WALL 」グラフィック、ガーディアン・ガーデン、東京 2009年 「Seeds of the Wild」Puffin Room、ニューヨーク 2008年 「Material Worlds」Barts Gallery、ロンドン 2007年 「Su Blackwell & Manami Hayasaki」London Art Fair・Project Space、BDC、ロンドン 2007年 「Group Exhibition」20HoxtonSquareGallery、ロンドン 受賞歴 2010年 第2回1_WALLグラフィック、グランプリ受賞 レジデンス・その他 2025年「文化村AIR」滞在アーティスト、なら歴史芸術文化村、奈良・天理 2022年「TOKAS二国間交流事業プログラム(派遣)」アトリエ・モンディアル、バーゼル 2021年 「3331 ART FAIR 2021」3331 Arts Chiyoda、東京 2019年「BankART AIR 2019」参加、BankART Station、横浜 2011~2019、21、22年 「Creation Project」参加、ガーディアン・ガーデン、東京 2011~2013年 「ホテルグランヴィア大阪26F、Art Works Project@KCUA」、大阪 コミッション・コレクション 2025年-「ときをつなぐたね」「ひかりひらくかぜ」外来エントランスホール、山口大学医学部附属病院、山口・宇部(ディレクション:アートプレイス株式会社)
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