Sabiwashi CUBE for interior / 土と水と風と
Year: 2016
Material/Technique: Others
Size: W 66 x H 50 x D6 cm
Edition: Unique
Signed:Not Set

About the Work
- Year
- 2016
- Material/Technique
- Others
- Size
- W 66 x H 50 x D6 cm
- Edition
- Unique
- Signed
- Not Set
- Frame
- Not Included
- Work Certificate
- Not Set
- Category
- Sculpture
- Style
- Society / Politics / History
Work Details
Sabiwashi CUBE for interior / 土と水と風と について
侘、寂、影、土や水、空気が、生活の一部となるように錆和紙(rust paper)を立方体にして切り取り、インテリアに取り込む。それは、インスタントに切り取られた日常の一片でもある。
・下記URLより制作やアーティストとしてのインタビューに答えさせて頂いております。
・下記URLよりアート制作についての一部をご覧いただけます。
絵を描くトレーニング、感覚を視覚化するトレーニングとして毎日行っている
DrawingをInstagramにてアーカイブ化し始めました。
こんなフィルターを通して世界を見て、そしてこれからも、
たゆまずその感覚をいっぱいにしていきたいと思います。
・Drawing URL / https://www.instagram.com/sakuho_drawing/?hl=ja
・また、アーティストアカウントもございます。ぜひご覧いただけますと幸いです。
伊藤咲穂 Artist URL / https://www.instagram.com/sakuho_art_activities/?hl=ja
Artist
Artist / 芸術家 / 錆和紙作家
伊藤咲穂(1989年島根県生まれ)は、山梨を拠点に活動するアーティスト。和紙による大規模な絵画制作や神社への奉納を通じて、自然と人との関わり、そして“礼拝としての芸術”の本質を探求している。
武蔵野美術大学でテキスタイルを学び、島根の石州和紙工房で修行し、“錆和紙”を発明。その後、金属・土・砂鉄・岩絵具・水干絵具を和紙に漉き込む独自の技法を確立。近年には日本画の伝統的な色彩や思想に着想を得て、独自の抽象絵画として展開している。
彼女の作品の根底には、“梵我一如”に通じる古神道的世界観——すなわち、人は自然と分かちがたく結ばれ、その恵みの上に生きているという思想がある。彼女にとって、その“人と自然を結ぶ象徴の姿”が神社である。
その土地の自然から素材を“お借りして”作品を制作し、芸術という人間的行為を通じて、その地の神=自然へと“お返しする”。この循環的行為は、自然の完全性と人間の意識的行為とのあいだに生まれる“礼拝のかたち”であり、創造とは、自然への感謝を人間の手で可視化する営みだと捉えている。
彼女にとって“水”は、生命を育み、風土を形成してきた貴重なものであり、感謝や畏れが信仰心と結びついた象徴的存在である。
伊藤は、そうした人と水との関係性を受け継ぎ、絵画の制作においても、水を単なる素材ではなく、和紙や岩絵具と並ぶ重要なマテリアルとして扱っている。制作の最終工程では、“落水”と呼ばれる和紙の伝統技法を用い、水を作品の上に撒くことで、風土と身体の交感を痕跡として刻む。
伊藤の活動は、神道美術における“見えないもの”を描こうとする精神の現代的継承である。神道では、神は姿を持たず、影や自然の現象を通じて顕れるとされる。伊藤はこの思想を抽象絵画として再解釈し、西洋美術における抽象表現主義と対話させながら、日本的霊性を現代の造形言語へと昇華させている。
人間は自然の一部でありながら、自然を敬い、感謝し、返礼し得る存在である。その意識の循環を芸術という形に結晶させること。それが、伊藤咲穂の芸術であり、神道の精神と現代美術の接点である。
2023年に出雲大社へ《命の礼拝》を奉納。2024年にはホテルJANU TOKYOに《青の礼拝》シリーズが常設展示されるなど、国内外で活動の幅を広げている。
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私が普段制作で使用する原料は、島根県で栽培された和紙の原料(楮)と、海岸で採取した砂鉄などを主に使っています。それは、産み出した作品がいつか土へと還ることができる、循環していけるようなシステムとしたいからです。支援して頂いた資金は、作品の材料費、展示に関わる費用に使わせていただき、アーティストととしての仕事に尽くしたいと思います。どうぞサポートのほどよろしくお願いいたします。