Water pollution II
Year: 2020
Material/Technique: Acrylic, Japanese Paper, Oil
Size: 30 x 30 x 4cm
Edition: Unique
Signed:Not Set

About the Work
- Year
- 2020
- Material/Technique
- Acrylic, Japanese Paper, Oil
- Size
- 30 x 30 x 4cm
- Edition
- Unique
- Signed
- Not Set
- Frame
- Not Included
- Work Certificate
- Not Set
- Category
- Painting
- Style
- Abstract
Work Details
Water pollution II
時間の重なりによって、一つ一つのセルが大きな奥行きとなって現れる現象を表現した、「Overlap」の派生として、人間の文明の発展と共に徐々に汚染されていく水を描いた。一見すると美しいブルーの画面の中にも、燻んだ色や濁りのあるセルが見える。それは、良い悪いという問題とも違い、それを受け入れながらも人間として生きていかなくてはならないという「想い」である。そして自身も含めた新しい世代は、前代の残したあらゆる問題と付き合いながら生きていかなくてはならないだろう。
" Water pollution " シリーズの三作目になります。
絵の具を何度もなんども積み重ねて描いています。
一見すると美しいブルーの画面の中には汚染された
燻んだ色や濁ったセルが見えます。
この作品の中には、簡単には善悪に帰結出来ない事でも、
それを受け入れながらも向き合って生きていくという
想いがあります。
染色の友人は青に恋をしているし、敬愛する茶人は人生
の色にしている。青をテーマに作品を作る芸術家もいる。
どうゆうわけか、この色には人間にとって、
色以外のもっと重要な部分を持ち合わせている存在
のようです。
[Water pollution II]
This is the [Pollution] series, that continues from that feeling. I paint overlap several times over and over again.
Polluted pixels can be noticed inside the beautiful blue color in this painting.
We simply cannot be defined it as good or bad. However, we are having to accept them and keep face on living with all the issues.
・その他、作品の販売サイトは下記URLよりご覧いただけます。/ galleryTAGBOAT
数日前に、新型コロナウイルスの期間中に始まった「 購入者の声 」という企画に掲載いただきました。上記の作品とは別の作品になりますが、見ていただけますと幸いです。
・絵を描くトレーニング、感覚を視覚化するトレーニングとして毎日行っている
DrawingをInstagramにてアーカイブ化し始めました。
こんなフィルターを通して世界を見て、そしてこれからも、
たゆまずその感覚をいっぱいにしていきたいと思います。
Drawing URL / https://www.instagram.com/sakuho_drawing/?hl=ja
・また、アーティストアカウントもございます。ぜひご覧いただけますと幸いです。
伊藤咲穂 Artist URL / https://www.instagram.com/sakuho_art_activities/?hl=ja
Artist
Artist / 芸術家 / 錆和紙作家
伊藤咲穂(1989年島根県生まれ)は、山梨を拠点に活動するアーティスト。和紙による大規模な絵画制作や神社への奉納を通じて、自然と人との関わり、そして“礼拝としての芸術”の本質を探求している。
武蔵野美術大学でテキスタイルを学び、島根の石州和紙工房で修行し、“錆和紙”を発明。その後、金属・土・砂鉄・岩絵具・水干絵具を和紙に漉き込む独自の技法を確立。近年には日本画の伝統的な色彩や思想に着想を得て、独自の抽象絵画として展開している。
彼女の作品の根底には、“梵我一如”に通じる古神道的世界観——すなわち、人は自然と分かちがたく結ばれ、その恵みの上に生きているという思想がある。彼女にとって、その“人と自然を結ぶ象徴の姿”が神社である。
その土地の自然から素材を“お借りして”作品を制作し、芸術という人間的行為を通じて、その地の神=自然へと“お返しする”。この循環的行為は、自然の完全性と人間の意識的行為とのあいだに生まれる“礼拝のかたち”であり、創造とは、自然への感謝を人間の手で可視化する営みだと捉えている。
彼女にとって“水”は、生命を育み、風土を形成してきた貴重なものであり、感謝や畏れが信仰心と結びついた象徴的存在である。
伊藤は、そうした人と水との関係性を受け継ぎ、絵画の制作においても、水を単なる素材ではなく、和紙や岩絵具と並ぶ重要なマテリアルとして扱っている。制作の最終工程では、“落水”と呼ばれる和紙の伝統技法を用い、水を作品の上に撒くことで、風土と身体の交感を痕跡として刻む。
伊藤の活動は、神道美術における“見えないもの”を描こうとする精神の現代的継承である。神道では、神は姿を持たず、影や自然の現象を通じて顕れるとされる。伊藤はこの思想を抽象絵画として再解釈し、西洋美術における抽象表現主義と対話させながら、日本的霊性を現代の造形言語へと昇華させている。
人間は自然の一部でありながら、自然を敬い、感謝し、返礼し得る存在である。その意識の循環を芸術という形に結晶させること。それが、伊藤咲穂の芸術であり、神道の精神と現代美術の接点である。
2023年に出雲大社へ《命の礼拝》を奉納。2024年にはホテルJANU TOKYOに《青の礼拝》シリーズが常設展示されるなど、国内外で活動の幅を広げている。
Send a Sticker
Support Request Message
Send a Sticker to this artwork and support the artist.(¥160〜)
What is Sticker?







































私は学生時代に和紙と鉄を使ったアート作品を作ることに至り、それからは主に東京と島根で制作活動を、国内外の美術館・ギャラリーにて発表を行ってきました。
2019年にサイエンスとテクノロジーの会社とコラボさせていただき(生分解性のある不織布を使った)、ニューヨークで初めての個展をし、そのとき感じたのは、自分の表現にリミットを設けないことの重要性です。今まで自分が取り組んだことのない領域の表現を実験していくことで、思わぬ化学反応が生まれると感じています。古典の持つ伝統と歴史を守りながらも、現代とリンクさせていけたらと考えています。頂いた資金は、次なる作品の材料費として惜しみなく使わせていただきます。