
關於作品
- 製作年份
- 2017
- 材料或技法
- 金属薄片, 日本漆器, 其他的
- 尺寸
- 可変
- 版本
- 獨特
- 簽名
- 沒有設定
- 畫框
- 不包含
- 作品證書
- 沒有設定
- 類別
- 安裝
- 風格
- 其他的
作品詳情
コンセプト
タイトルの〈wiki's box〉とは文字通りウィキペディアの箱という意味である。
この箱には、ウィキペディアで『finger print(指紋)』を調べると掲載している指紋画像の内の一つを、蓋を開ける際にどうしても触れてしまう箇所にその指紋を彫り、実際に存在する所有物として見立てた作品である。そして、加工前の箱は、知らない作家の陶器や工芸品を入れるために作られた桐箱や、ネットオークションから落札した昔の判子箱であり、それらはそもそも”個”を証明することと深く関係を持っている。
そして、指紋とは個人を識別する情報として誰もが疑うことはないだろう。また、写真や映像も出来事の記録、証拠として絶対的な媒体と同様に捉えているであろう。しかし、この制作中に起きた事件でイスラム国が日本人ジャーナリストを人質にとり身代金を要求する際に使用した映像にて、影の落ち方が不自然であることが理由で合成されたものでないか、という報道が各メディアにて流れたことが記憶に新しく覚えている。拘束されている事実は変わらない中、合成か否かを解明することばかりに集中してしまい、その結果、対処が遅れ殺害にまで至ってしまった。それは、証拠としての絶対性が崩れ落ちた瞬間の出来事でもあった。同時に、情報が蔓延する高度情報化社会の中で、何が信頼出来る情報なのかを考えされられた出来事でもあった。実際のところ、指紋ですらもフェイスブック上にアップされた画像のピースサインから盗まれ、悪用される事件も起こっている。もはや個人を保証し証明するものなど、この世の中に存在するのかとさえ思えてしまう。
生活を豊かにするはずの科学や技術によって、開けてはならぬパンドラの箱を開けてしまったのではないだろうか。
この作品の箱の中には、この箱の証明として完成された日のGoogleとYahooのトップページを印刷したものと、作家本人の指紋を押した紙にサインをいれて収めている。しかし、鑑賞者は中身を確認することも、触れることも出来ない。そして、個人を残すことも出来ないのである。





























昨年末まで会社員と作家業とを二足の草鞋として務めていましたが、時間という制約の中ではどうしても限界を感じてしまい、作家業に専念することを決意しました。今年はコロナの影響もあって先の見えない状況が続いていますが、これまで培ったスキルを生かして精力的に個展や新規プロジェクトを立ち上げる予定です。ご支援いただいたお金は作品制作費として大切に使わせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。