「標本No.X:八重洲の古地磁気」

制作年: 不明

素材・技法: その他

エディション: 未設定

サイン:未設定

「標本No.X:八重洲の古地磁気」

About the Work

制作年
不明
素材・技法
その他
エディション
未設定
サイン
未設定
額装
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作品証明書
未設定
カテゴリー
その他

Work Details

No.11 Brillia Art Award 2020

CONCEPT

この展示場がある八重洲は、かつて海だった。

縄文期から現在までの間に、海域から湿地を経て江戸初期以降幾度も埋め立てられたのち、現在の地表になっている。

今私たちが目にする、アスファルトで覆われたこの地面の下には、幾層にも重なる基盤自然土と客土の層があり、これらの層は異なる古地磁気方向をもちながら一体化している。その様は多種多様な人が集まるこの土地を体現しているようである。

今、この地下に眠る地層を削り出すことができるなら、それはどんな姿をしているだろうか。

これは、歴史の断面を顕在化させる試みである。

ARTIST VOICE

Q:応募のきっかけは?

都心で展示ができる機会を公募で提供しているのはまれでしたので、以前より注目していました。また、展示場所が人の往来するショーウィンドウ的な角地であり、街の風景に溶け込む場所であることも魅力に感じた一つです。

Q:どうやって企画を考えたのですか?

作品を作る際は、その場所ごとにサイトスペシフィックなアプローチで、まずは制作の手法から考えます。今回は、ビルが立ち並びこれからも発展していくであろうこの街の一角に存在するものとしての作品価値を考えるところから、つまりは、都市的なマクロ視点からスタートしました。

 

Q:作品に込めた想いを教えてください。

今や都会の中では自由に露出した土に出会い難くなっています。この作品に現れた土の持つ美しさや表情を通して、今立っている足元には幾多の土の層、すなわち歴史が横たわっているのだ、ということを想起してもらえたら幸いです。それはきっと、誰しもがそれぞれに持つ、土への感覚の記憶を呼び起こすことにも結びつくのではないでしょうか。

Q:実際に作品を完成させた感想をお聞かせください。

この作品には、実際に東京の工事ででた数種類の残土を使用しています。材料として精製されていない荒々しいマテリアルと向かい合い、展示場所で足下の地層に想いを馳せながら、ひたすらに製作できた日々は幸せでした。ガラスケースの標本箱の中にあるようなこの塊が、実は形状に収まらない土の魅力とエネルギーを発している様をぜひご覧ください。

最後に、今回の作品制作に携わってくださった、たくさんの方々に感謝いたします。

Exhibition Information

開催中の展示
Brillia Art Award
2024.03.01 - 2124.03.01
過去の展示
Brillia Art Award 2024 公募
2024.03.01 - 2025.02.28

Artist

森藤 文華 / Fumika Morito
✔︎

2010年 早稲田大学理工学部建築学科 卒業 2012年 早稲田大学院創造理工学研究科建築学修士取得 2010年 早稲田大学理工学部建築学科 卒業 2012年 早稲田大学院創造理工学研究科建築学修士取得 2013年 2.5architectsを設立 2015年 中之条ビエンナーレ EWAA award finalists at La Galleria in London 2017年 日本建築設計学会 Architects of the Year 2017 受賞 かけがわ茶エンナーレ2017 2018年 かけがわ茶エンナーレ2018 2020年 東京ビエンナーレ JIA ゴールデンキューブ賞 特別賞受賞

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最終更新日
2023.12.12