知流 / 破離

制作年: 2026

素材・技法: 和紙, 墨

サイズ: 62cm × 32cm × 2.5cm 2点

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:あり

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知流 / 破離

About the Work

制作年
2026
素材・技法
和紙, 墨
サイズ
62cm × 32cm × 2.5cm 2点
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
額装
あり
作品証明書
あり
作品の販売元
花塚 美早
発送元地域
神奈川県
発送までの日数
1週間ほど
カテゴリー
絵画
スタイル
ファンタジー, 日本画・和, 動物, ミニマリズム, 哲学・ヴァニタス

Work Details

知流 / 破離

黄河の急流に「龍門」と呼ばれる滝があり、そこを登り切った鯉は龍になる。

「登龍門」に着想を得た、対をなす二点の鯉の作品です。

 

錦鯉は人の手によって生まれた品種。野生の真鯉とは異なる身体は、人の理想が投影された自然です。たとえ人の手が加えられても、その身体の奥に眠る衝動は失われません。滝を登り、龍となろうとする衝動は、なお身体そのものに宿り続けています。

 

深く水に身を浸す鯉と、水面を割り跳ね上がる鯉。

ふたつの姿が、守破離における「守」と「破離」に重なります。

そのどちらも意志だけでは成し得るものではなく、常に無数の関わりとともにあるものです。

私は水を、記憶を湛えるものとして扱っています。水の中に深く身を浸す鯉は、その流れに五感を研ぎ澄ます。いつか迎える跳躍に向かう、静かでとても力強い時間です。

「知流」Immersion

620mm×320mm

和紙に墨、額装

Ink on Japanese paper

沈潜の時間に蓄えられた力はここで初めて姿を現します。積み重ねてきた経験は、もはやそれとして意識されることなく、ひとつの流れとして解き放たれる。

「破離」breakthrough

620mm×320mm

和紙に墨、額装

Ink on Japanese paper

あらゆる流れと意図、偶然と必然の境界に現れる可能性の象徴として、作品に墨流しを取り入れています。

How to Buy

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花塚 美早

水墨画家

1982年岐阜県生まれ。東京学芸大学芸術文化課程美術科卒業。土屋秋恒氏に師事し、丸山應擧の流れを汲む古典技法を学ぶ。ヨガ指導者としての活動経験を基に、身体知と水墨画表現を接続する制作を展開。「可能性」とは、あらゆる現象が一つの形へ定まる以前に、世界に潜在しているものであり、身体はその可能性を現象へと導く。これは私の制作の前提である。身体表現としてのダンスに親しみ、動きの本質を追ってヨガに出会う。呼吸や重心、動きの成り立ちに、自然や他者、土地、時間、文化との無数の関わりをみて、常に変化し続けるその性質に可能性の在処を見つける。墨と和紙という素材は、そうした身体の軌道をはっきりと映し出す。意志をもって放たれた線に、無意識下からの動きがのり、素材がもつ自立した性質と呼応して、自らの意図を超えた現象へとひらかれる。その痕跡としての絵画を描く。私にとって自然とは、土を踏み、川で泳ぎ潜り、季節の循環のなかで育まれてきた身体感覚そのものだ。世界と呼応する場として身体を捉え直し、制作を通して人と世界の関係性を問い続けている。見る人にとって、その時その瞬間に湛えられた可能性を見出す入り口となることを願っている。活動の根底には、常に「空(くう)」がある。元々は虚無感として存在していたその感覚の潜在性に気がついたことが、私の大きな転機になった。何もない、とはすべてがあるということ。あらゆる可能性に満ちているということ。

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最終更新日
2026.09.02
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