Etude 35 (Fixed Window)
Acrylic on paper
清水 佳代子
画家 / Painter
アクリル絵の具を用い、混ざり合う途中の色彩や偶発的な表情、感覚的なタッチを取り入れることで、「感覚に訴える絵画」を意識して制作している。
私のなかを流れていく記憶の断片を、そのまま留めようとする試みである「Mind Record」シリーズ、モデリングペーストによる豊かなテクスチャーを特徴とした「Object」シリーズ、そして“人間の境界線”をテーマに、さまざまな人の持つ窓を描いた「Fixed Window」シリーズなど、複数のスタイルを展開している。
作品
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プロフィール
バイオグラフィー
宮城県生まれ。
2008年より画家として発表を始める。
東京を拠点に活動(現在栃木県在住)。
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[Statement]
私は日記をつけるときに、その日あった出来事ではなく、その日の「気持ち」を書いてしまいます。そのため、日記には似たような言葉が繰り返し並んでいます。
「何をしたか」「誰と居たか」が抜け落ちているので、あとから言葉の断片を手がかりに、その日の情景を少しずつ手繰り寄せることになります。肝心な、日記としての役割をまるで果たしていないのです。
私はそんな“役立たずの日記”を、同じように書いては読み返し、その日の出来事を推測します。文字は時に力強く、時に弱々しく、殴り書きだったり、滲んでいたり。ときには星やハートマークが添えられていて、その線や形に滲み出た想いが、ゆっくりと懐かしく思い起こされるのでした。
人は多面的で、残酷と慈愛を、純粋と狡猾を、寛大と狭量を、尺度が変化する物差しごと、一緒くたに抱えて生きています。私は、その美しい歪みを、ときに強く握りしめるようにして、
揺れ動き、留まることのない「瞬間の痕迹」を記録しようとしています。
日記の揺れる文字に沁み出た想いを、絵の具の色や形、マチエールで置き換えるように描き始めました。色同士が混ざり合い美しく呼応しはじめたとき、言葉では伝えきれない何かが、そっと伝わるような気がするのです。
清水佳代子
経歴
- 2009
- 第12回リキテックスビエンナーレ 特別賞受賞(スパイラルホール/青山)
- 2013
- TOKYO DESIGNERS WEEK 2013 (明治 神宮/TDW ART FAIR ブース内)
- 2014
- ART POINT Selection Ⅲ 画廊選抜作家グループ展 (GALLERY ART POINT /銀座)
- 2015
- New year Selection(GALLERY ART POINT/銀座)
- 2016
- 清水佳代子展 [ 個展](壌 / 西麻布)
- 2018
- ATCアート大賞展 佳作入選 (The Artcomplex Center of TOKYO)
- 2018
- 清須市第9回はるひトリエンナーレ入選 (清須市はるひ美術館/愛知)
- 2019
- 個展「メモワール-Memoirs-」JINEN GALLERY(小伝馬町/東京)
- 2020年
- 個展 (巡回展)「メモワール-Memoirs-」aギャラリー(川越/埼玉)
- 2024年
- グループ展『パスカルの蝶たち』 建仁寺両足院(京都/祇園)

















