写像形式的冲火 — II. 森森流熵
制作年: 2020
素材・技法: その他, チャコール
サイズ: 122 × 360 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定




About the Work
- 制作年
- 2020
- 素材・技法
- その他, チャコール
- サイズ
- 122 × 360 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- インスタレーション
- スタイル
- 抽象
Work Details
《写像形式的冲火》解題
ウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』における像理論に基づき,現実世界の写像として言語やこの作品自体を把握します.その上で,生命体/非生命体が現実から像へと変換される際の形式は,どうしてもこの現実では描くことができないのかもしれません.しかし,天に冲する金閣の火のように,死から生へのサイクルに関しては,私たちは確かなリアリティをもって実感しているはずです.日常に,その実践は溢れています.
《森森流熵》解題
森森とは,森羅万象のことを指します.「熵」という字はエントロピーという意味を持っています.森羅万象は,エントロピーの流れとして移り変わる,という状況を4字で表したタイトルになっています.
—死は破壊と焼滅の定義でしかないのでしょうか?そうではないと思います。新しい生命の始まりとして,生命にはまだ、なりきれていない欠片として—流動的な生と死を捉えたいのです.
生と死のサイクルは,私たちの言語実践による世界把握をやすやすと超えていきます.何が生命を生命たらしめ,死を死たらしめているのでしょうかー40億年前の地球の熱水噴出孔に漂っていた単なる炭素や窒素分子の結合物質と、RNAを作り自己複製を始めたペプチドとの間には何の相違があったのでしょうか?もしかしたら,海はそれ自体で生物と捉えられるのでしょうかーソラリスのように.その時,どこからどこまでが死なのでしょうか.
生と死という語でこの現象を分断するのは無理なように思えてきますーしかし,相変わらず自分の身体と意識、目の前で動いている他の生物はどうしようもなく「生きて」見えます.そこで,絶えず流動していく光の要素と氷のように固まった炭の柱の要素を組み合わせて、現象を現象のままに見せようと試みました.
Exhibition Information
- 過去の展示
- 藝大で油画の「推し」を探せ!教えて薄久保先生【後編】2022.01.26 - 03.31次世代スターアーティスト発掘番組「推しスタ」2022.01.19 - 03.31ARTISTS’ FAIR KYOTO 20222022.03.05 - 03.13
Artist
Artist
1999年生まれ.美術家.生命とは,言語とは何かという問いにアプローチする. 2022年4月東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業予定 2021年上野芸友賞受賞 2020年安宅賞受賞 「生命」とは何か.そんな大それた問いを問いたい. 生命を知りたいと問うてみるとき,付随する様々な問いが引き起こされる.「生命とは自己と他を分割して自己のうちに秩序を作り出したシステムである」,と言ってみる.では自己とは,他とは,秩序とは何か?分子生物学的アプローチにヒントを得るときもあれば,現象から出発して自我と他我の違いを考え抜こうとした先達に助けられることもある.ただ,それらの概念を参考にしながらも,最もリアリティの感じられるメディウムを使ってわたしの思考の像を作りたい. 過去には家の骨であった柱を削り,燃やして,立てながら,そこに眩い光を投影しながら,わたしはこの木とともに,この光とともに,老いていきたいと思った. 2019年「Observe the Verve to Vibrate」Gallery i(東京) 2019年「トーキョーインディペンデント」藝大陳列館(東京) 2019年「Portrait」藝大Yuga Gallery(東京) 2019年「Doors」Gallery Art Point(東京) 2019年「装置とは限らない」藝大陳列館(東京) 2020年「久米賞・安宅賞・上野芸友賞合同展」藝大Yuga Gallery(東京) 2020 年「Remix」アーツ千代田3331(東京) 2021年「Chrysalis, Desiring Bodies」Alliance Française(シンガポール)
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