StacksⅡ

制作年: 2023

素材・技法: 鉛筆, グアッシュ, パネル, インク

サイズ: 91.5 × 152.7 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:あり

StacksⅡ

About the Work

制作年
2023
素材・技法
鉛筆, グアッシュ, パネル, インク
サイズ
91.5 × 152.7 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
クレジット
ⒸNaoko Sekine
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
絵画
スタイル
抽象

Work Details

この作品の複雑な見え方の黒は描くことで立ち現れているもので、描画の線の動きも見せながら、金属の様でもあり、その表面が捉えて映り込んだ世界もこの作品の像と考えています。画面右手の3つのひし形は切り抜かれたパネルがつくる物理的な線で、光や見る位置によってその表情を繊細に変化させます。左手のひし形は描かれた線で、その工程で修正された痕跡を、”描く”ことによってしか現れない姿として残しています。ラフに描いた手書きのメモの線を画面に拡大投影して現れたこれらの線は、その手書きの歪みを持ったまま縦に積み重なった形の建築的なイメージとして描かれています。物理的な線と描いた線の組み合わせによるイメージは、フランスで見た古い洞窟に描かれた壁画が持つ意識構造が反映されています。それは、自然がつくる線に少しだけ手描きした線が足された1つの動物の像として深く私の記憶に刻まれたものです。こうした複合的に出来上がった1つの世界はズレを含み、それがこの作品のパースペクティブであると考えています。

Artist

関根直子
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関根直子

ヴィジュアルアーティスト

東京生まれ。2001年武蔵野美術大学大学院造形研究科油絵コース修了。 小さい単位が立ち上げる広がりのある大きな世界、その描画世界は抽象的で身体的であり、物質的に展開される。そしてそれを納める構築物であるような絵画構成によって、複合的な1つの存在の在り方を提示し、分割と統合という大きなテーマの中に独自の抽象世界を展開している。フランスの洞窟壁画にある古代の絵に残された意識構造や、建築、文楽や能に見られる舞台構造、またスティーブライヒなどの音楽にインスピレーションを得ている。 主な展覧会に、2006年「Chaosmos'05-辿りつけない光景」 佐倉市立美術館(千葉)、2007年「線の迷宮〈ラビリンス〉Ⅱ─鉛筆と黒鉛の旋律」目黒区美術館(東京)、2008年「VOCA展2008─現代美術の展望─新しい平面の作家たち」上野の森美術館(東京)、2009年「I BELIEVE 日本の現代美術」富山県立近代美術館、同年「ドゥーブル・リュミエール」パリ日本文化会館(パリ、フランス)、2011年「MOTアニュアル2011 Nearest Faraway|世界の深さのはかり方」東京都現代美術館、2015年「開館記念展vol.1 モダン百花繚乱『大分世界美術館』―大分が世界に出会う、世界が大分に驚く『傑作名品200選』」大分県立美術館、2019年「MOTコレクション-ただいま / はじめまして」 東京都現代美術館、2022年「ふたつの変容 - 松谷武判・関根直子」MA2Gallery(東京)など。 “Luxembourg Art Prize2023”グランプリなど、受賞。 主な所蔵先:愛知県美術館、竹田市立図書館、東京国立近代美術館、東京都現代美術館、富山県美術館、府中市美術館、和歌山県立近代美術館  ​

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最終更新日
2024.08.13