やわらかな壁
制作年: 2026
素材・技法: 大理石, 金属
サイズ: 7 × 40 × 25 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり




About the Work
- 制作年
- 2026
- 素材・技法
- 大理石, 金属
- サイズ
- 7 × 40 × 25 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 藤沢 恵
- 発送元地域
- 未設定
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- 彫刻
- スタイル
- 半抽象, コンセプチュアル
Work Details
二項間の境域は内・外の均衡が取れたときにのみ現出し、常にせめぎ合い、動き続けている。形状として見えているのは束の間の “部分” であり、あらゆる事象は立体的なレイヤー構造を持つ。
手は、自己のもっとも外側にある内面である。それは他者に触れ、他者から触れられ、自己の境界をつねに揺さぶる。石から伸びるこの手は、外部へ向かう身体であると同時に、外部を受け入れる開口部でもある。その開かれた形は、受容と拒絶、救済と喪失のあいだで意味を決定されないまま、鑑賞者の前に差し出されている。
また、滑らかな手のひらと、彫り込まれた断面の差異は、完成と未完成、身体と物質、外部と内部の境界を示している。しかし境界は、二つを完全に分ける線ではない。この作品は、形になる以前の可能性と、形になった後の不確かさのあいだにある。
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Artist
彫刻家
石と真鍮とアクリル板を用いて「なにものでもない」なにかを求めて制作しています。私の制作は、何かに例えようもない「なにものでもないなにか」をつくることは可能なのだろうか?という問いから始まります。どんなに物質の外側から刺激を加えても内部には作用できず、地続きの「外側」を更新し続けているに過ぎないことへのジレンマ、そして自分が「生物」であることに由来し、既視感のある形体から逃れようとすればするほどに臓物的な表現に近づいていきます。生物の概念そのものが変わることによって、または、地球上でこれから生まれうる生命体の環境条件から仮説を重ねていくことで、既存の形体から逃れられるだろうか。「なにものでもないなにか」を生めるだろうか。その答えを性急に求めることは、ただ分からない苦しさから逃れることに等しく、いまは分からなさに抗うだけです。
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