Twins

制作年: 2022

素材・技法: 油彩, キャンバス

サイズ: 97 × 162 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

1 スティッカー
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Twins
Twins
Twins
Twins

About the Work

制作年
2022
素材・技法
油彩, キャンバス
サイズ
97 × 162 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
絵画
スタイル
動物

Work Details

本作品はKAIKA HOTEL、Japanese-style Roomでの展示に合わせ制作しました。畳が広がる美しい空間です。メイン絵画として夢の象徴である※バク「Twins」を、横には眠りの象徴であるギリシャ神話の女神「眠り」を描きました。ここでは主に「Twins」についてお話しします。「Twins」について語ることがこの部屋のコンセプトを語ることに繋がると思うからです。私は普段、”鑑賞者を見つめる絵画、そしてそれを鑑賞者が見つめ返す事で見えてくるもの” というテーマに基づき制作を行なっています。(モチーフは動物ばかりなのですが、ご興味がある方はArt Stickerにある山脇紘資のステイトメントをご覧ください)ですから普段は真正面からこちらを見つめる生き物の作品が多いのですが、今回の展示では真横の構図や瞳を閉ざした作品を描きました。「Twins」でも実像のバクが瞳を閉ざし、水面に映る虚像が瞳を開いています。これは制作中に偶然そうなったものなのですが、あえてそのまま残しながら描くこととしました。実態よりも虚像、いわば”陰”に真を持たせるようなイメージが面白いと思ったからです。これは「Twins」が白いモチーフである事と、私たち日本人の価値観と繋がっていきます。和室や茶室、床の間、茶碗の中、梅雨、庭の苔、あげるとキリがないですが、日本人は陰と湿潤と共に生きてきました。(長谷川等伯の松林図屏風ではそれがよく表されています)ですから私たち日本人は明るい白いモノを見つめるときでさえ、白色そのもではなく、そこに投影される複雑で繊細な影の移り変わりを観ているのだと思います。その陰は目を瞑った時に広がる玄の世界(様々な事象が混ざり合い、奥深く、黒に近い色)とよく似ていて、バクの白はその玄を投影するキャンバスのように思えます。同時にその価値観はジャポニズムから影響を受けた、フランスを代表するモネやボナールなどの印象派の画家たちにも受け継がれたと考えています。絵画を始めた頃、モネ、ボナール、ルノアールの描く、紫がかった陰の色に虜になったことを今でもよく覚えています。私は「Twins」を通して、白い肉体に流れる繊細な移り変わりの陰や、バクを取り巻く大気を表出させたかったのです。更にもう1点大切な事柄があります。それはこの部屋が和室でありながら、海外の観光客に向けて開かれているという点です。これはまさに上記で述べたような歴史観が偶然にも体現されている空間だと言えると思います。「Twins」や「眠り」のバクや石像などのモチーフは、睡眠にまつわるモチーフでありながら、同時にある種の無国籍感があり、そのイメージはこの部屋なくしては生まれなかったと思います。バクと水面、石像と鳥の羽、これは異質、異文化の邂逅の象徴としても機能するのではないでしょうか。ちなみに「眠り」では「Twins」とは対照的に筆の濃淡や筆跡を最大限に生かし、極力層を筆を重ねずに描いています。「Twins」が印象派を起点としている絵画だとしたら、「眠り」は水墨画を起点とした絵画です。(Art Roomの作品はこちらのアプローチの作品がメインとなっています)水面に反射し、二対一体になるバク。静かにゆっくりと時を刻む石像。そこに一対の宿泊客がこの一室で滞在することで一つの新しい作品が完成します。※実際は架空の生き物の貘(ばく)がそれにあたるのですが、時代の変遷により現代ではその姿に良く似た動物のバクを夢の象徴として用います。

ディティール
展示風景
Japanese-style Room(KAIKA東京 214室)
Japanese-style Room(KAIKA東京 214室)
Japanese-style Room(KAIKA東京 214室)
展示情報
KAIKA東京
KAIKA東京 外観

お問い合わせ先:KAIKA 東京

住所:東京都墨田区本所2丁目16-5

都営浅草線「浅草駅」徒歩8分 「本所吾妻橋駅」徒歩9分、都営大江戸線「蔵前駅」徒歩9分

電話:03-3625-2165

お部屋のご予約はこちらから:https://go-thesharehotels.reservation.jp/ja/hotels/kaika/rooms/10009872?checkin_date=20220225&checkout_date=20220226&adults=2&child1=0&child2=0&child3=0&child4=0&child5=0&children=0&rooms=1&dayuseFlg=0

公式HPの下記URLリンクの"スーペニアジャパニーズ"の部屋タイプを選択しそのままご予約頂き、山脇さんのJapanese-style Roomを希望の旨を「備考欄」に記載をしてご予約をお願いいたします。

Exhibition Information

View in a Room

Twins
Twins
Twins
Twins
Twins
Twins
Twins

Artist

山脇 紘資
✔︎

東京藝術大学大学院美術研究科修了 ペインターとして絵画を制作し、国内外で展覧会を多数開催。 BEYOND THE BORDER ,Tangram Art Center ( 上海・SHANGHAI) の展覧会では世界的に活躍する Zhou Tiehai やオノデラユキ、辰野登恵子、石内都、鷹野隆大らと展示を行う。 
2018 年には香取慎吾らと共にグループ゚展 “NAKAMA de ART” を開催。
同年 6 月に公開された犬童一心監督作品『猫は抱くもの』では美術の監修を行い、翌年には霞ヶ関ビル,31 Builedge 霞が関プラザホールにて個展を開催した。
 また作家活動の他に音楽活動や企業のアートディレクションやCMも手がけ、自身のバンドookkでは作詞、作曲、Voを務める。 「見ることについて」 "見ることで見つめられ、見つめられることで見える" 動物という存在は人間にとって古くから使われている最も身近な比喩です。 ラスコーの壁画に始まり、キャラクターに転用したり、日常会話では「あいつは猿みたいだ」というように人は人をしばし動物に例えます。 動物を用いて人を表現することで、より人らしさを広く表すことができるのではないかと思うのです。 同時に私は絵画を鑑賞物というものではなく、実体的にも、心象的にも”鑑賞者を見つめる絵画”として描いています。 ですから鑑賞者が鑑賞する(見つめる)という行為と共に、その絵画に”見つめられる”という、鑑賞者と絵画の精神的な反復運動が生まれます。 その時、その絵画の存在は誰しもが共有できるものとなり、同時に匿名的で普遍的な、観る人の個性を映し出す存在、「自分を知る鏡」となるのではないでしょうか。 見ることで見つめられ、見つめられることで初めて見えるのです。 その"見えるもの"こそが私が本当に知りたいこと、探求していることなのではないかと思うのです。

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支援募集メッセージ

3月4日から浅草にあるアートホテルKAIKA東京の「Japanese-style Room」にて展示している作品です。作品は宿泊された方のみご覧いただけますので、ホテルのHPからご予約の上鑑賞してみてください。ご支援いただいた際は絵の具代と、飼い猫チッチのご飯のグレードアップに使わせて頂きます。

この作品にスティッカーを送って アーティストの支援ができます。(¥160〜)

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最終更新日
2022.03.04