vanishing _ Rabbit

制作年: 2021

素材・技法: 樹脂, 紙, プラスチック, 塗料

サイズ: 90×50×35 mm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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vanishing _ Rabbit

About the Work

制作年
2021
素材・技法
樹脂, 紙, プラスチック, 塗料
サイズ
90×50×35 mm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
クレジット
© ADACHI ATSUSHI All rights reserved
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
彫刻
スタイル
社会・政治・歴史
ハッシュタグ

Work Details

タイトル:vanishing _ Rabbit

サイズ:90×50×35 mm

素材:水性樹脂、紙、水性塗料

制作年:2020

価格:¥49,500(税込)

誰もが子供の頃おもちゃで遊び、多くの思い出や経験をそのおもちゃから得てきた。

しかし、それも大人になるにつれ、そのおもちゃたちともいつかは遊ぶことはなくなり、やがて部屋の、記憶の片隅に追いやられる。それらのものは時がたつにつれ、ゆっくりと、時間をかけ朽ちてゆき、最後はその形跡すら忘れ去ってしまったと思っていた。

だが忘れたわけではない、しかし思い出せるわけでもない、幼少期の思い出とは記憶の貯蔵に必要とされた神経ネットワークが未成熟だったため記憶期間が短く、また記憶をうまく固着できないためとても不安定な存在であり、そのため自分の意思とは相反して、脳の発達(老化)により飲み込まれ、徐々に検索する事ができなくなってしまうのだ。

しかし記憶自体は失われたわけでなく、古い脳細胞(記憶)は置き換わるわけでなく、新しい細胞が追加される形で発達してゆく、確かにそこにはまだ記憶は存在し続けている。

今現在も、その記憶と同じように、部屋の片隅の箱の中で、おもちゃは今もその思い出は刻まれ、まだかつてのそこに記憶は存在し続けていく。

作品は、その「思い出そうとするが、明確には思い出せない」姿を表現した。

モノ自体が記憶の具現化(この場合「おもちゃ」という存在)であり、思い出せないという現象を「形が曖昧になる、崩れる」で表現し、その曖昧な部分を文字化けして読めない(思い出せない、認識できない)文字であり、

文字は人間が記憶を記録物として伝え、長く保管するために発明したものであるので、それ自体が記憶データの認識できなくなってしまったファイルのように文字化けさせることにより、思い出すという事の難しさを表し、

またおもちゃ自体が破損(朽ち)していることにより、大人になったことにより、幼少期に遊んだおもちゃを処分(または家の何処かに行ってしまった)姿も表現した。

Artist

足立篤史
✔︎

足立篤史

アーティスト

主に新聞や雑誌など、「活字」を媒体に”記憶を記録する”をコンセプトに制作している。
この世に存在する物には、その”モノ”が存在した時代、歴史、そして人々の記憶が刻まれていると考え、その記憶を当時の資料をもとに今まで形がなかったものを”実体化”することにより、目に見えないものとして存在していただけの記憶を”記録”として残している。

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naramiwa

naramiwa
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about 5 years ago

"懐かしい"という感情は自分の記憶の中で無理矢理美化されているような感覚がして昔から少し苦手だったんだけど、この作品の"朽ちている"表現を通して、懐かしいという感情が少し苦手ではなくなった気がする。香りと曲は記憶を想い起こすというけれど、足立さんの作品をみて、アートも"視覚"というアプローチから記憶を優しく想い起こしてくれる尊いものだなあ..ということを、アート初心者ながら感じた。。すき。

最終更新日
2021.08.15