病棟からの風景 Ⅰ
制作年: 2023
素材・技法: 紙, 水彩, パステル, 色鉛筆
サイズ: 25 × 35 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2023
- 素材・技法
- 紙, 水彩, パステル, 色鉛筆
- サイズ
- 25 × 35 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- 相談可
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 小林 喜一郎
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 額装内容の相談および作品証明書発行後、約3週間以内に発送予定
- カテゴリー
- ドローイング
- スタイル
- 日常, エモーショナル, 半抽象
Work Details
《病棟からの風景 I》は、保護室という制限された空間に一定期間滞在した後、外の景色を目にしたときの感覚を描いた作品です。
何もない部屋から出て、光や色のある風景を見たとき、世界が急に広がったように感じました。遠くに東山スカイタワーが見え、その垂直の線が、外の世界の広がりを静かに示していました。そのときに立ち上がった憧れや解放感を、できるだけ誇張せず、そのままの距離で留めようとしています。
本作は入院中に渡されたクレヨンや水彩色鉛筆を用い、落書き帳に描かれています。水彩を重ねたことで紙に生じたシワや、制作時の痕跡が残っていますが、それらも含めて当時の時間と環境を物理的に伝える要素として作品の一部としています。
特別な物語を強調するのではなく、閉ざされた時間の後に見えた外の世界の光を、ひとつの風景として提示しています。
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Artist
画家
1995年神奈川県横浜市生まれ。愛知県岩倉市および名古屋市で育つ。2018年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。
高校時代より、物事の見え方や価値が、認識する側の視点によって変化することに関心を持つ。大学では絵画に加え、パフォーマンスやミクストメディアにも取り組んだ。卒業制作《Real Clothes I–III》では、写真から抽出した画素情報をもとに布を染色し、目で見た像の描画を一つの画面に組み合わせることで、一つの対象に含まれる複数の側面や、記憶、知覚、素材、制作工程の関係を探った。
2020年、《年賀状だけの関係が終わる。》が第22回グラフィック「1_WALL」ファイナリストに選出。同作では、人間と鳥で異なる色覚に着目し、認識する主体によって経験される世界の違いを扱った。2021年以降、個展や企画展で作品を発表している。
現在は絵画、ドローイング、デジタル表現を通して、認識する主体によって異なる経験世界が立ち上がる仕組みを主題としている。個人的な記憶や夢、精神的体験を出発点としながら、限定された線や色、素材の選択や反復を通して、意味や判断、現実感がどのように生まれ、組み替えられていくのかを探求している。



















保護室から出て見た外の景色の美しさと憧れを描いた作品です。この経験は、いま取り組んでいる「意味が立ち上がる瞬間」の制作にもつながっています。ご支援は、今後のドローイングや布作品、油彩制作のために使わせていただきます。