新作の彫刻「CERES in the Cage 2」を公開いたしました。作品ページにコンセプトや制作の背景を書いていますので、ぜひご覧ください。
大黒 貴之

彫刻家
彫刻家
大阪芸術大学大学院修了後、約6年半にわたりドイツ(ベルリン、ブランデンブルク州)を拠点に活動。現在は日本を拠点に、楠や欅などの無垢材から構造を彫り出す「一木造り」の木彫を主軸に制作を行っている。自身の制作理論として「Grid Animism(グリッド・アニミズム)」を提唱。近代合理主義(グリッド)と人の自然観(アニミズム)をひとつの木塊のなかで習合させる表現を追求している。胡粉や墨、膠といった伝統素材によって仕上げられるその彫刻は、空間を静謐な結界へと変容させる器として機能する。
これまでに国内外のギャラリーや美術館で多数の展示を重ねるほか、ドイツのヴァーゲニッツ自然公園(2015)、米国テキサス州ダラスの私邸(2020)、京都のKYOTOWAND(2022)など、公共空間や個人邸宅へのコミッションワークを手がける。2026年には福岡県飯塚市でのアーティストインレジデンスにて高さ2.5mの楠の一木造りによる大型作品の制作を行うほか、国際芸術研究誌『Journal for Artistic Research(JAR)』で学術論文の提出(現在査読中)など、理論と実践の両面から彫刻の可能性を拡張し続けている。