Azimuth of Mēdeia [parole confusion] メーデイアの方位、パロールの混信
制作年: 2021, 2022
素材・技法: 音・サウンド
サイズ: Variable
エディション: 未設定
サイン:未設定
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About the Work
- 制作年
- 2021, 2022
- 素材・技法
- 音・サウンド
- サイズ
- Variable
- エディション
- 未設定
- サイン
- 未設定
- 額装
- 未設定
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- インスタレーション
- スタイル
- エネルギッシュ, コンセプチュアル, ミニマリズム
Work Details
Azimuth of Mēdeia [parole confusion] メーデイアの方位、パロールの混信
5 Flickering fluorescent lamps (glow starter), 5 AM radios, speakers (5ch), etc.
2022 / 2021
《Azimuth of Mēdeia [parole confusion]》
Exhibition: Critique Series Vol.1 “Objective Counterpoint | 20←”
@Funabashi Citizen's Gallery, Funabashi-Chiba, 2022
作品は、それぞれ5セットの蛍光灯、蛍光灯器具、スピーカー、AMラジオから構成されたサウンド・インスタレーションである。
蛍光灯は古くなり完全に切れてしまう寸前の「明滅する」ものを用いる。
ラジオは音声放送をリアルタイムに受信しようとするも、チカチカと点滅する蛍光灯(の起電力/電圧下降)によって受信直前の電波が乱され、さまざまなノイズとなって増幅され、発音される。 AMラジオの中波帯はとくにこの電磁ノイズの影響を被りやすい。
結果として蛍光灯の明滅とラジオ音声に介入されるノイズは同期しているように見える/聴こえるが、実際に蛍光灯―ラジオ間に直接結ばれたケーブル類は存在しない。 この同期(しているように見える)現象は、蛍光灯の不規則な明滅と、それに伴う不可視の電波磁界に起こった干渉の音への現出が同時に行われているために発生する。
ラジオにかかわらず今日、身の回りには目に見えない電磁波があらゆる波長とあらゆる目的で空間に飛んでおり、わたしを含めて人々はそれらを生活の一部として無意識に協調させている。
しかし協調とは対照的に対立・衝突させることでも、それまでと異なった切り口からものの本質は露出される。 AMのラジオから流れる言語や音楽、古びた蛍光灯の意味性が交じりぶつかり混乱しあうことによって、むしろそれぞれのものの本質は煌めき、主張しあう。
蛍光灯には角度(向き)がついているが、これはただアト・ランダムなのではなく、地平から「上」を北と見立てた際のラジオの受信角をあらわしている。 蛍光灯の配置や放送送信所の位置と距離、展示する場所によって必然的に角度とその印象も変わる。
《Azimuth of Mēdeia [parole confusion]》
Exhibition: SICF23
@Spiral Hall (Spiral 3F), Aoyama-Tokyo, 2022
《Azimuth of Mēdeia [parole confusion]》
Exhibition: As long as the sun's in there / my last blue minute
@Chiba Citizens' Gallery Inage, Chiba, 2021
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アーティスト/Artist
1997年千葉県出身。 “もの性” や現象を手がかりに、21世紀的現代からみた客体としての20世紀と、その主体としての自己性を拡張させたインスタレーション/マルチ・メディア作品を発表している。 現代美術家としてのほか、「Musʼc」名義でミュージシャンとしても活動。 14歳より触れた武満徹の音楽作品を契機に、20世紀現代音楽・現代美術の影響を受ける。 美術が技術ではない時代としての21世紀の視点から、しかしその地に基礎をなした20世紀美術のオブジェクト(客体/物質)を引用する手法で、あらゆる素材やメディアを駆使した領域横断的かつ内省的な作品を制作・発表している。自身の音楽の経験から、作品は特に音を用いたインスタレーション・アートが多い。また現代美術家であるほか、ミュージシャン/作曲家「Mus'c」としても活動。 近年の主な展示に、「ウェル・ビーイング」(ギャラリイK/京橋, 東京)、「SICF23 EXHIBITION部門 受賞者展」(スパイラル/青山, 東京)、「ZOU-NO-HANA FUTURESCAPE PROJECT 2022」(象の鼻テラス・象の鼻パーク, 横浜)、クリティークシリーズ vol.1 上野悠河個展「Objective Counterpoint | 20←」(船橋市民ギャラリー, 千葉)など。「中央線芸術祭」個展・グループ展出展、その他イベントに参加('24〜'21)。 主な受賞歴に、佐藤佐吉賞2023 優秀宣伝美術賞、「SICF23」大巻伸嗣賞、 第2回ISAC国際作曲コンテストSpecial Prize (Special Mentioned)、 島村楽器「録れコン2022」グランプリ・インストルメンタル部門優秀賞など。 “たとえば自転車、蛍光灯、ラジオは、しばしわたしの作品にあらわれる素材であるが、それらにたいしてデフォルメや分断をほとんど施さないのは、素材とその意味が恣意的な関係を保ちながら、施しようもないほどに必然的に強固な実用性を伴っているからである。わたしは切り離せず、またつなぎ合わせられるほどの力を有してはいない。その「もの」たちが(無意識に)使い/使われた人間とのかかわりは、協調ではなく交渉と対峙であるとして、素材と作品、作品と作品、作品と鑑賞者、ジャンルAとジャンルB、そして人と人との相容れなさを、制作表現においては通底させている。”
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