at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする

制作年: 2021

素材・技法: デジタル, 木, アルミニウム, 鉄, 音・サウンド, その他

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする
at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする

About the Work

制作年
2021
素材・技法
デジタル, 木, アルミニウム, 鉄, 音・サウンド, その他
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
メディアアート
スタイル
コンセプチュアル, その他

Work Details

at times, try to inquire into times (variations) 時に、糺そうとする

mechanical pendulum clock movement, resonance box, horn, microphones, video camera, stands, audio interface, programming, PC (real-time monitoring, FFT), etc.

code: Max(M4L) / C

2021

Exhibition: ClafT(Center line art festival Tokyo)2021 “Space Sharing Program”

@KOGANEI ART SPOT Chateau 2F, MusashiKoganei-Tokyo, 2021

“

見えるものと聴こえるものと。等しく同時に感覚されうる刺激は、しかし信号的に振り分けられながら互いを不可侵にしてはいまいか。

それはたとえば、美術と音楽を(ある程度)別け隔てるものへの反抗した態度ではない。すべて統一させたいという思想でもない。

にもかかわらずそれらは「ここ」に間違いなく存在を更新し続けている。

曖昧な境界は、不連続性は、ひとのかかわりに似て厳しくも普遍だ。完結し得ない関係を測り思考できることが、私と作品をここに動機づける。

”

振り子時計の部品・共鳴箱・拡声ホーンを組み合わせた立体に、マイクロフォン/レコーダーやカメラでリアルタイムにモニタリングをする作品。振り子時計の刻む音は本来の等時性が機能しておらず、わずかに跛行しながら錘を左右に揺らしている。連続する音とその映像は記録され、コンピューターによって波形グラフへと変換される。

本作はルイージ・ルッソロ『イントナルモーリ』のミメーシスをもとに、視覚的なオブジェクトと聴覚的な音声、それら一連の流れを計測し再視覚化(量子化)する装置によって構成されている。

リズムの跛行は「ずれ」として聴覚的に認識できるものの、時間経過とともに集積される波形はわずかな「ずれ」の連続を圧縮し、フラットなノイズとして積層する。また、ホーンとマイクは【発音・収音】の関係を露骨に表しているように“見える”が、音は外部からの干渉を容易に受けて波形グラフに反映されてしまうために、たとえば観衆=私のギャラリーを歩く音は自然に作品の一部に組み込まれ、さらには「跛行する時間の集積」にも組み込まれる。「作品」は枠組を越え他の作品に影響を与え、時に他の作品や観衆の音をも聴きとってしまう。この作品じたいが観衆・聴衆のひとりとなり、時間と空間、演者と演者、舞台と客席の関係を曖昧にすることで、主従の関係(観る/観られる)やアートの本質を問い直してゆく作品である。

たとえこの「ずれ」をなおそうと糾問しても、時にその動き/音/関係性すらもアイロニカルに「ずれ」の一部と化して定着されてしまうことから、『時に、糺そうとする』と題した。

《at times, try to inquire into times (variations)》

EXHIBITION: “As long as the sun's in there / my last blue minute”

@Chiba Citizens' Gallery Inage, Chiba 2021

《at times, try to inquire into times》

EXHIBITION: “at times, try to inquire into times”

@Gallery K, Kyobashi-Tokyo 2021

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上野悠河

アーティスト/Artist

1997年千葉県出身。 “もの性” や現象を手がかりに、21世紀的現代からみた客体としての20世紀と、その主体としての自己性を拡張させたインスタレーション/マルチ・メディア作品を発表している。 現代美術家としてのほか、「Musʼc」名義でミュージシャンとしても活動。 14歳より触れた武満徹の音楽作品を契機に、20世紀現代音楽・現代美術の影響を受ける。 美術が技術ではない時代としての21世紀の視点から、しかしその地に基礎をなした20世紀美術のオブジェクト(客体/物質)を引用する手法で、あらゆる素材やメディアを駆使した領域横断的かつ内省的な作品を制作・発表している。自身の音楽の経験から、作品は特に音を用いたインスタレーション・アートが多い。また現代美術家であるほか、ミュージシャン/作曲家「Mus'c」としても活動。 近年の主な展示に、「ウェル・ビーイング」(ギャラリイK/京橋, 東京)、「SICF23 EXHIBITION部門 受賞者展」(スパイラル/青山, 東京)、「ZOU-NO-HANA FUTURESCAPE PROJECT 2022」(象の鼻テラス・象の鼻パーク, 横浜)、クリティークシリーズ vol.1 上野悠河個展「Objective Counterpoint | 20←」(船橋市民ギャラリー, 千葉)など。「中央線芸術祭」個展・グループ展出展、その他イベントに参加('24〜'21)。 主な受賞歴に、佐藤佐吉賞2023 優秀宣伝美術賞、「SICF23」大巻伸嗣賞、 第2回ISAC国際作曲コンテストSpecial Prize (Special Mentioned)、 島村楽器「録れコン2022」グランプリ・インストルメンタル部門優秀賞など。 “たとえば自転車、蛍光灯、ラジオは、しばしわたしの作品にあらわれる素材であるが、それらにたいしてデフォルメや分断をほとんど施さないのは、素材とその意味が恣意的な関係を保ちながら、施しようもないほどに必然的に強固な実用性を伴っているからである。わたしは切り離せず、またつなぎ合わせられるほどの力を有してはいない。その「もの」たちが(無意識に)使い/使われた人間とのかかわりは、協調ではなく交渉と対峙であるとして、素材と作品、作品と作品、作品と鑑賞者、ジャンルAとジャンルB、そして人と人との相容れなさを、制作表現においては通底させている。”

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最終更新日
2023.06.14