樹になる日(2001.04.25) 

藤本英明
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藤本英明

画家

制作年: 2001

素材・技法: アクリル, パネル

サイズ: 180.2 × 122.5 × 3.2 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:あり

ArtSticker(アートスティッカー)
限定販売

この作品は購入が可能です。

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About the Work

制作年
2001
素材・技法
アクリル, パネル
サイズ
180.2 × 122.5 × 3.2 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
クレジット
©︎Hideaki Fujimoto
額装
なし
作品証明書
あり
作品の販売元
藤本英明
発送元地域
沖縄県
発送までの日数
2週間ほど
カテゴリー
絵画
スタイル
抽象, その他, 半抽象, コンセプチュアル, 日本画・和, エモーショナル, 幾何学, デジタル, プリミティヴィズム, エネルギッシュ, アジア

Work Details

樹になる日(2001.04.25)

「樹になる日」は制作活動初期の2001年に、初めてシリーズ展開した連作です。

ここで言う「樹」というのはあくまで象徴的な意味で使っています。

実存する樹木に似せていくのではなく、多様な絵具のレイヤーの中にしか存在しない抽象的な「樹」です。

基底材のパネルを入念に地塗り後一旦削り出します。パネル自体の木目が最終的に画面に与える影響をなるべく無くすためです。

以降は、透明or不透明、線状or面状、色味も様々な塗りレイヤーをランダムに重ねていきます。ランダムレイヤーを数十箇所塗った後は、ベタ塗りを20層程度重ねます。

樹でイメージされる固有色も塗りますが、最終的には「人工的で無機質な色面を侵食していくように成長した樹」がイメージされるように、寒色系の色を挟んで画面背景色となる最上層にはメタリックな銀色を何層にも重ねて塗り工程が終了します。

こうしてできて分厚く塗った自分が把握できないぐらい複雑に絡み合った画面を、耐水サンドペーパーで削り出していきます。

彫刻のように最初は大まかに電動サンダーで削り、細い所や仕上げになるにつれて手削りも併用していきます。

削っては立てかけて、生成する画面をモニターして次の削りをジャッジする、このタームを幾度となく繰り返していくと、画面に「樹」が立ち現れてきます。

現れた「抽象的な樹の画面」が絵画として、充分な強度と構図的なバランスが両立していると感じたところで完成となります。

画面側面は画面地色と同じホワイト仕上げ、裏面のスリットはパネル内の通気を兼ねたダクトですが、設置の際のピン、フック類も引っ掛けられます。

画面は、削り出しているため平滑でふきんなどで拭き掃除もできます。

絵画の特性の一つ、「重層的なマジック」を活かしきること。支持体上に絵具によってしか存在し得ない光景。

制作を志した頃からの、私の欲求に沿ったやり方を1999年に見つけました。 以来、「アクリル絵具の積層と研削」という一貫した技法・マチエールでペインティングの可能性を追求しています。

展示風景

2018年9月8日〜17日、ギャラリーアトスでの個展「樹になる日(完全版)」会場にて。(右側が本作。)

ギャラリーアーカイブURL:https://www.galleryatos.com/blank-37

この作品で表現したかったこと

時間と世界の移ろいそのもの。

制作手法や使用している道具

本作に限らず、アクリル絵具の積層と研削という一貫した技法です。

研削では水をかけながら耐水サンドペーパーで、電気サンダーや手削りを併用しながら、筆で塗り分けるように削り分けていきます。

さい

制作にかかった時間

3ヶ月ぐらい。

制作場所(アトリエ)について

現住所に引っ越す前のアトリエ兼住居です。屋上に担いで行って作品撮影をしたり、野良猫が部屋に乱入したりと良い思い出です。夏の暑い時期の制作でした。

作品に込めた想い

作品は鑑賞者の感性を載せる乗り物のようなものです。色と形とマチエールの世界でお好きなトリップを楽しんでもらえれば幸いです。

View in a Room

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How to Buy

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藤本英明
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現象としての絵画。藤本英明は、アクリル絵具の積層と研削によって画面を生成する手法で、絵画の可能性を探究している。対象物のあるものから無いものまで画面スタイルにはバリエーションがあるが、すべての作品が共通の発色とマチエールを有している。兵庫県明石市に生まれた藤本は、乗り物やメカへの興味から「モノづくり」に憧れを抱き、地元の明石工業高等専門学校に進学して機械工学を学んだ。卒業研究のテーマは金属加工におけるNBC刃物の摩耗についてで、当時電子顕微鏡で見た金属の質感やイメージは、現在の制作にも影響を与え続けている。在学中にデザインやグラフィックアートへの関心を深め、進路を転じることを決意。千葉大学工学部工業意匠学科(現・デザイン工学科)へ編入し、デザイン全般を学んだ。卒業研究ではファインアート専攻の研究室に身を置き、絵画作品の制作に取り組んだ。大学卒業後はデザイン事務所勤務などの社会人経験を経て、あらためて画家になることを志す。武蔵野美術学園油画科に入学し、2年間かけて絵画制作の基礎を学び直し、1997年3月に修了。修了と同時に沖縄県那覇市へ移住し、以来この地を拠点に制作活動を続けている。もともと絵画が持つ重層性、唯一性、身体性に強く惹かれていた藤本は、1999年、アクリル絵具の積層とサンドペーパーによる研削で画面をつくる独自の手法にたどり着く。以降、画面のスタイルに変化を持たせながらも、絵画に潜む「重層的なマジック」を一貫して追求し続けている。近年は、ECプラットフォームやアートサブスクリプションなど、インターネットを通じた作品の発表・販売にも積極的に取り組んでいる。

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最終更新日
2023.08.23
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