Human Evolution

制作年: 2023

素材・技法: アクリル, キャンバス, 油彩, ペン, 墨, 糸, ミクストメディア

サイズ: 38 × 46 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:あり

ArtSticker(アートスティッカー)
限定販売

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About the Work

制作年
2023
素材・技法
アクリル, キャンバス, 油彩, ペン, 墨, 糸, ミクストメディア
サイズ
38 × 46 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
あり
額装
なし
作品証明書
なし
作品の販売元
清水伶
発送元地域
東京都
発送までの日数
1週間ほど
カテゴリー
絵画
スタイル
抽象, エネルギッシュ, 自画像

Work Details

Human Evolution

壁掛けイメージ

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サイズ:38x46cm

制作年:2023

素材・支持体:Oil, Acrylic, india ink, alcohol marker on canvas and old clothes

作品のコンセプト

多感な時期を古着の街・下北沢で過ごした。当時は小遣いもなく、古着すら買えない生活であったが、古着屋を見て回るのは好きでよく独りの時間を費やした。アメリカもののTシャツやジーンズ、帽子やブーツまで。それらはまるでゲームの中で遺跡から発掘された伝説の装備のように、弱い自分を強くする変身願望を満たす、幼い私の憧れの対象であった。いつか大人になってお金を自由にできるようになったら真っ先に古着を購入したい、そんな話を友人にしたことがある。しかし、返ってきたのは「古着なんて気持ち悪い」のひと言だった。彼は裕福な家に育ち、やや潔癖なところもあり、そういう答えになるのも少し予想がついていたが、私は自分が好きなものを全否定されたことに傷ついた。そして改めて考える。なぜ古着が気持ち悪いのだろう?

古着は当然のことだが、誰かが着ていたものだ。その誰かの皮脂や臭いがついてるかもしれない?いや、そんなものは大抵洗濯すれば取れるはずだ。私は気持ち悪いと感じられてしまう最も強い理由は、「個人の記憶や想い」なのではないかと考える。前の持ち主はそれをとても気に入って買ったかもしれない。そして、ここぞというときの勝負服として着ており、誰かと愛の言葉を交わす夜を過ごしたかもしれない。ベッドサイドに脱ぎ捨てられる服。はたまた前の持ち主は、ツキの無い人生を送っていたかもしれない。ギャンブルでお金を失くして泣く泣くその服を手放した。はたまた前の持ち主は…様々なドラマがいくらでも思いつく。それがハッピーなものだろうが悲劇であろうが、他人の人生。それを感じる媒介として、古着があり、人によっては今を生きる自分とは別の物語を受け入れがたく感じてしまうのだろう。私個人としてはレンタルDVDを探るような気持ちでとても楽しいことなのだが、友人は違ったようだ。

服は「個人の記憶や想い」を染み込ませられるメディウムとしてだけではなく、よりマクロに捉えるとさらに面白い。服を脱ぐと、人間は無防備になる。猿と一緒だ。服を纏っているということでかろうじて原始からの脱却をした知的生命体であるという世間体を保っている。現に街なかで素っ裸でいたらこの現代社会では逮捕されてしまう。服は「社会と個を切り分けるもの」なのである。だから私は、裸のキャンバスに古着を纏わせてみた。途端、このキャンバスは個人的なものではなく社会的造形物になる。そして原始、つまり宗教画をはじめとした純粋な絵画芸術から脱却し、現代における先端芸術に身を置くという世間体をとる。さらに現代アートはマーケットに左右される産業であり、そこを流通する作品たちは、まるで大人のための着せ替え人形のごとく消費されていく。そんなアイロニーをも込めて、唯一無二の人生ドラマを包括する一点ものの作品として、ここに表現する。

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清水伶

美術家 / 映像作家

喪失と再生、沈黙と語り、可視と不可視といった境界を横断しながら、「声なき声」を聞き取る映像インスタレーションを制作する現代アート作家。近年は、自死遺族、身体機能の喪失、差別経験など、語られにくい体験を持つ人々にリサーチを行い、観客が「他者の痛み」を追体験する装置を構築している。 2018年に現代美術へ転身。かつて商業映像の演出家として築いたフィクションの語法と、現実に生きる人々の声を編むドキュメンタリー的手法を融合させ、個人の記憶を社会的な問いへと昇華する作品を展開。 2025年、東京都台東区主催により《あなたがいない「   」を、どう埋めるかさがしています》を企画・主催。ゲシュタルト療法の「エンプティチェア」を参照し、同一人物が一人二役で喪失体験を語る対話映像インスタレーションを中心に、自死遺族や差別被害者ら10名の声を集めた。鑑賞者が自身の体験と静かに向き合う場として注目を集める。今後は「語られない記憶のアーカイヴ化」と「匿名的共同性の創出」を主軸に、より国際的な文脈での作品展開を構想している。 1976年 東京都生まれ 2001年 企業広告やミュージックビデオなど商業映像作品の企画演出・脚本家として活動 2018年 画家で美術作家の三杉レンジ氏が主宰する「ルカノーズ」参加、美術活動をスタート 2020年 編集者の後藤繁雄氏が主宰する「スーパースクール」参加 2024年 インディペンデント・キュレーターの小澤慶介氏が主宰する「アートト」アーティストコースを修了 2025年 TOKYO ART RESERCH LAB 「自分のアートプロジェクトをつくる」修了(ナビゲーターはP3 art and environment 統括ディレクター芹沢高志氏)

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本作品をシリーズ第1作目として、連作を試みようと思っています。古着を集め、インタビューなども実施(映像と合わせたインスタレーションとして展示)を検討しており、活動費用を求めています。もし作品が気になりましたらご協力お願いいたします!

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最終更新日
2023.02.24
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