蘇生する自画像

制作年: 2022, 2026

素材・技法: 樹脂

サイズ: 45 × 56 × 180 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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蘇生する自画像

About the Work

制作年
2022, 2026
素材・技法
樹脂
サイズ
45 × 56 × 180 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
あり
作品の販売元
松岡まどか
発送元地域
未設定
発送までの日数
未設定
カテゴリー
彫刻
スタイル
コンセプチュアル, 日常

Work Details

作品のコンセプト・制作意図

本作は、2022年に制作された「自画像」が一度破損し、2025年に「蘇生する自画像」として修復し蘇らせた作品です。

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2022年 「自画像」

去年のちょうど涼しくなってきた頃、部屋でお蚕様を育てていました。

パリパリと音を立てて桑の葉を食べ、ぷくぷくに成長したお蚕様たちは成虫になることを夢見て、まだ透き通る繭の中を回転しながらせっせと白い糸を吐き続け、やがてその姿は白の繭の中へと消えてゆきました。

生活の営み・時の流れに比例して発生し続ける埃は生の証明です。この棺には観葉植物の土、洋服の繊維、食べカス、髪の毛のDNAに至るまで、あらゆる私の情報が刻まれています。また、私の身体がきっちり収まるように設計されています。

いずれ私の身体が朽ちた後、本来直ちに焼却されてしまうはずの埃が私を語り継いでくれるでしょう。地球上の99.99...%の人にとってこれは汚い塊ですが、誰かにとっては温もりを感じ、愛でる対象となりうるでしょう。

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2026年 「蘇生する自画像」

棺が壊れた。

蓋が、自重で落ちて壊れた。

壊れたそれは、歪んでしまった。私はそれを、金継ぎのように直した。

自分の体重よりはるかに重たいそれを、息を切らしながら持ち上げ向きを変え、修復してゆく。

その間にも溜まった埃を追加した。

まだただの四角い箱でしかない。私がいつか入る事になるそいつの世話をしている限り、私は生かされているということになるのかもしれない。

当然、こんな重たくて大きいものの保管場所もなくて、自分の寝室のベッドの横に置いて毎日添い寝している。

2022年 「自画像」(修復前)

展示風景

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松岡まどか
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儀礼や祭りといった人間の根源的な営みを、精神的かつ文化的な創作行為として捉え、それらの破片をインスタレーションや立体、絵画など様々な媒体を用いて2次創作的に作品に転換している。 【経歴】 2024 東京藝術大学大学院 美術研究科 絵画専攻 油画科修士課程 修了 2022 ナント芸術大学 留学 2021 武蔵野美術大学造形学部デザイン情報学科 卒業 2019 パリ国立高等美術学校 留学 【主な展示】 2026 個展「半透明なヴェール」(BUoY東京) 2025 「SUMMER BODY」(le Wonder, Bobigny France) 2021 「ゆうれいたちのソウマトウ」(東京藝術大学 正木記念館・陳列館) 2021 「場景 Jo-Kei」(光明寺會館、広島) 【助成、受賞歴】 2026 武蔵野美術大学 パリ賞 2025 松浦芸術文化財団 現代芸術家助成    吉野石膏美術振興財 若手芸術家在外研修員 2024 ポーラ美術振興財団 若手芸術家在外研修員 2022 石橋財団国際交流油画奨学生

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最終更新日
2026.02.06
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