薄暮、あるいは薄明
制作年: 2026
素材・技法: 蝋, 油彩, パネル
サイズ: 182 × 300 × 3 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2026
- 素材・技法
- 蝋, 油彩, パネル
- サイズ
- 182 × 300 × 3 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 松岡まどか
- 発送元地域
- 未設定
- 発送までの日数
- 1週間ほど
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 半抽象, コンセプチュアル
Work Details
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作品のコンセプト
本作《薄暮、あるいは薄明》は、三連画(トリプティック)の形式を用いて、時間の流れを一つの滝のイメージとして描いた作品である。左から右へと、過去・現在・未来という時間の推移が示されているが、そこに描かれているのは異なる風景ではなく、あくまで同じ滝である。本作では、右端(未来)と左端(過去)が、同一の滝の水の流れとして視覚的に接続されることで、時間は直線ではなく循環する輪として立ち上がる。
画面の最下層には、夕暮れや薄明といった昼と夜の境界の時間を思わせる色彩が油彩で敷かれている。左は最も暗く、中央は赤みを帯び、右へ進むにつれて黄色を含んだ光へと移ろっていく。その上に、教会で実際に使われていたキャンドルの蜜蝋が幾重にも重ねられ、さらに滝の水の流れが描かれる。最後に、画面全体に縦方向の線を彫り込むことで、下層に封じ込められていた色彩が再び姿を現す。
蜜蝋は、誰かが祈りの中で灯した時間の痕跡を内包した物質である。その層を削る行為は、イメージを完成させるためというよりも、埋もれていた時間を掘り起こし、再び光に晒すための行為に近い。ここで滝は、自然の風景としてではなく、時間が堆積し、剥がれ落ち、流れ続ける状態そのものとして現れている。
三枚の画面はそれぞれ独立していながら、視線を横断させることで一つの滝の像を結び直す構造を持つ。過去と未来は断絶されるのではなく、現在を介して静かにつながり合う。本作は、直線的に進む時間ではなく、常に変化しながらも循環し続ける時間の感覚を、半透明な層として可視化する試みである。
(島田浩太郎氏による「半透明なヴェール」個展評より抜粋)
サイズ: 各H182×W91×D3cm
展示風景
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儀礼や祭りといった人間の根源的な営みを、精神的かつ文化的な創作行為として捉え、それらの破片をインスタレーションや立体、絵画など様々な媒体を用いて2次創作的に作品に転換している。
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