観賞から逃れる

制作年: 2020

素材・技法: ミクストメディア

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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観賞から逃れる

About the Work

制作年
2020
素材・技法
ミクストメディア
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
スタイル
コンセプチュアル

Work Details

々とした空間に絵画、彫刻(仏像)、映像(ディスプレイ)、3つの作 品が動力を持った既製品と組み合わされ、配置されている。鑑賞者が作品に歩み寄ると「見ること」(鑑賞)から逃れるように、絵画は床に伏せ、彫刻は背を向け逃避し、映像は壁伝いに遠ざかっていく。莊子とマルセル・デュシャン、Googleと無意識(混沌)といったキーワードを結びつけながら、美術や哲学、テクノロジーにおける東洋と西洋の「知性」の捉え方の違いに触れ、なぜ鑑賞から逃れなければならないのか、それぞれの作品がその理由を語る(音声が流れる)。一方、空間に点在するディスプレイは、その声を端から拾い上げ文字に変換し、Google検索にかけ、ひたすら検索結果を空虚に表示し続ける。そのようにして、本作では脱人間中心主義的芸術の円環が構築される。例えば人工知能をはじめとした現行の先端テクノロジーは、還元していくとデカルトの合理主義的哲学、引いては西洋的な人間中心主義に辿り着くわけだが、そこに対照的な東洋思想を照射することで、脱人間中心主義の可能性や別の「知性」について検討する。

Exhibition Information

開催中の展示

Artist

やんツー
✔︎

やんツー

美術家

1984年、神奈川県生まれ。美術家。描く、鑑賞する、作品を設置(撤去)するなど、美術の制度にまつわる人間特有と思われている行為を、機械に代替させるインスタレーション作品で知られる。また、近年はレーシングカー玩具を鈍速化させたり、自作の大型発電機によって展示空間を発電所に変容させるなど、テクノロジーの利便性や合理性の背後に隠蔽される、政治性や特権性、暴力といった問題にフォーカスし、技術に規定される社会の在り方を問う作品制作を行っている。文化庁メディア芸術祭アート部門にて第15回で新人賞(2012)、同じく第21回で優秀賞(2018)を受賞。TERRADA ART AWARD 2023 ファイナリスト寺瀬由紀賞。ACCニューヨーク・フェローシップ(2023)にて6ヶ月渡米。近年の主な展覧会に、「MOTアニュアル2023」(東京都現代美術館、東京、2023)、「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」(森美術館、東京、2022)、「遠い誰か、ことのありか」(SCARTS、札幌、2021)、「DOMANI・明日展」(国立新美術館、東京、2018)、あいちトリエンナーレ2016(愛知県美術館)などがある。また、contact Gonzoとのパフォーマンス作品や、和田ながら演出による演劇作品発表など、異分野とのコラボレーションも多数。

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最終更新日
2020.11.12