Imagine - Here and There (Transformed)
制作年: 2020
素材・技法: 和紙, チャコール, 針金・ワイヤー
サイズ: インスタレーションサイズ:約250×160×70cm 各ベッドサイズ:134×70×70cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2020
- 素材・技法
- 和紙, チャコール, 針金・ワイヤー
- サイズ
- インスタレーションサイズ:約250×160×70cm 各ベッドサイズ:134×70×70cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- クレジット
- Photo by Tatsuhiko Nakagawa
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- 作品の販売元
- ときの忘れもの
- 発送元地域
- 未設定
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- インスタレーション
- スタイル
- コンセプチュアル
Work Details
モーパッサンはベッドについて、それが私たちの「全生涯を包む」と言いました。
彼が明言したように、私たちはベッドで生まれ、ベッドで眠り、ベッドで死ぬ、つまり「私たちの限られた生命の時間」は、そこに包み込まれている、ともいえるでしょう。
自分がちっぽけで、有限で、ほんの少しの間だけ、ここにいることができるのだ、という考えは、人が「永遠」とか「無限」をイメージすることができるということの裏返しです。
この作品では、有限な小さな命の循環が、もっと大きな循環にとりこまれてゆく、その「境界」のようなものを表現しました。極薄和紙が微かな空気の振動にたなびく様子は、見えないエネルギーの姿をイメージする時に、私にその境界を思い起こさせます。和紙は、大変貴重な、極限まで薄く漉かれた純国産の雁皮が使われています。あまりに特殊で高額なため、需要がなく、閉鎖しなければならなかった工房から譲り受け、作品に使用したものです。
両者とも、2007年にニューヨークの病院に展示されたものを、今回新しく「トランスフォーム / 変化」させたものです。上向きのベッドには、昨年、ギャラリーのある駒込周辺で採取した樹拓を「ひらひらと」つけてゆきました。そして、もう一方の(上下逆の)ベッドには、今年になって、コロナウイルスによる非常事態宣言中、ニューヨークのスタジオ近くの樹々から採集した樹拓をつけています。後者のベッドには、新しい植木鉢をつけて、そこからも和紙をひらひらさせています。和紙は大変薄い雁皮紙で、微かな空気の対流にもゆらぎます。
実は、私は過去に駒込病院で命を救われており、現在展示されているこの駒込の地にも深い思いがあります。
(人間にとって) 厳しい時代になってしまいました。楽観的かもしれませんけれど、自然が、静かにたなびきながら、再生への道のりを静かに見守ってくれるかのような願いを込めてインスタレーションしました。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 宮森敬子「Surfaces of Time 集められた時間と空間の表面たち」2020.09.25 - 10.17
How to Buy
この作品は購入が可能です。
¥1,100,000
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アートステッカーをご覧になっている皆さまへのメッセージ
今年5月に東京での個展「Layers of Space 集められた時の表面たち」が決まり、4月20日にニューヨークから日本に帰国予定が、パンデミックのために帰れなくなってしまいました。その後、個展は延期され、9月25日−10月17日に開催が決定しました。
私のスタジオのあるブルックリンのベッドスタイという地区は、ニューヨークの中でもクラスターが発生してしまって、感染者が多く、こんなことを人生で経験するとは、思いもよりませんでした。ロックダウンされている間、多くの方々が直面したように、私も展覧会の機会、仕事が減ってしまいました。
当初の予定から125日後の8月22日、無事出国できましたが、アメリカから、2台のベッド、望遠鏡、地球儀などの大きな作品を持って帰ってこなければならず("Imagine Here and There"、"Telescope"、"Globe"という作品)、荷物の郵送や滞在費、高い日本での移動費など、展示に向けての経費を捻出しなければなりませんでした。また、今回の展示で使用する生の花弁は新しいものを再購入しました。(会場に来てくださった方に、匂い、花の枯れるすがたを見ていただけたらと思って、"Imagine Here and There"をご覧ください。)
平面の作品は、人が前を通り過ぎると、表面が揺れます。「時間」は「時のあいだ」と書きますが、その「時」の様々な厚みについて、表現できたらと思っています。逆さまになったベッドの作品は、生きている時間とエネルギーの循環について、感じて欲しいと思っています。
会期中は横浜から会場に通って、一人でも多くの皆さんにお会いしたいと思っています。東京(駒込) の会場に来ていただけたら嬉しいですが、ご自宅でも楽しめるWEB展の準備もしています。
ご支援いただいたお金は展覧会のため、展覧会中の私の生活を支えるために、大切に使わせていただきます。