チルダイバナ(沈滞花)7
制作年: 2006
素材・技法: アクリル, パネル
サイズ: 123 × 122 × 3.5 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり











About the Work
- 制作年
- 2006
- 素材・技法
- アクリル, パネル
- サイズ
- 123 × 122 × 3.5 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- クレジット
- ©︎Hideaki Fujimoto
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 藤本英明
- 発送元地域
- 沖縄県
- 発送までの日数
- 2週間ほど
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 日常, その他, 静物, ポップアート, エモーショナル, 日本画・和, デジタル, エネルギッシュ, ロマンティック, 愛, アジア
Work Details
チルダイバナ(沈滞花)7
シリーズタイトルは沖縄の方言「チルダイ(沈滞)」を用いた作者造語です。
重なり合うアクリル絵具の層の中にしか存在しない花を表現しています。
完成から15年以上の時間が経過していますが、作品の退色、変質もなく良好なコンディションをキープしています。
使用パネルは表裏両面貼り。画面、側面、裏面と全面に地塗り。画面背景色と同色が側面にも塗り重ねられています。作品裏面のスリットはパネル内通気ダクトですが、設置の際、ピン、フック類も引っ掛けられます。また、削り出しによる平滑なマチエールなので、作品をふきん等で拭き掃除することもできます。
アクリル絵具の積層と研削で絵面を描き出していく手法は、非対象フリー絵画「Layers of Color」と変わらないので、本シリーズの作品においても、そのマチエールや発色感は一貫しています。
絵画の特性の一つ、「重層的なマジック」を活かしきること。
支持体上に絵具によってしか存在し得ない光景。
1999年に制作を志した頃からの私の欲求に沿った手法を見つけ、ペインティングの可能性を追求しています。
展示風景
個展。右奥が本作。
「チルダイバナ(沈滞花)」2006年、ギャラリーラファイエット(沖縄)
撮影者:藤本英明
撮影日:2006/11/26
個展。左端が本作。
「オブジェとしての絵画」2008年、東京會舘ギャラリー
撮影者:藤本英明 撮影日:2008/04/06
個展。左が本作。
「残熱行(ざんねつこう)」2008年、ギャラリーアートリエ(福岡)
撮影者: 吉住 美昭 撮影日: 2008/07/25
展覧会リリース: https://gaartlier.exblog.jp/7879177/
グループ展。中央奥が本作。
「TRUE COLORS」2015年、ギャラリーとりこ(静岡)
撮影者: 佐藤浩司郎 撮影日: 2015/09/22
佐藤浩司郎、佐野翔、藤本英明による3人展。
企画、コーディネート:佐藤浩司郎
この作品で表現したかったこと
静寂と慈しみ
制作手法や使用している道具
アクリル絵具の積層と研削で絵面を描き出していく手法です。制作を志した頃からの私の欲求に沿った手法として1999年にこの手法を始め、以來一貫してこの手法でペインティングを制作しています。
制作の流れとしては、日本画の大下図のような原寸大の線画を、トレーシングペーパーに作成します。同時に、並行して塗り重ねる色のレイヤー構成もプランニングしていきます。線的にも色面的にもプランがある程度決まったら、トレーシングペーパー上の線画をパネル上に転写し本画面の制作に入ります。
本画面には下塗りと木目を潰す削りによるプレパレーションを施してから、筆の種類を使い分けていろんなタッチで積層します。部分・全面ベタ合わせて20層以上、描写としての塗りを重ねます。
そして、水差しで画面に水をかけながら耐水サンドペーパーでの研削を完成画面が見つかるまで繰り返していきます。機械(ベルトサンダー)削りと、手削り、その併用など削り方も使い分けています
制作にかかった時間
2ヶ月
制作場所(アトリエ)について
古い木造住居を借りて住んでいます。その一室を自分の制作部屋にあてています。
作品タイトルとシリーズ誕生について
”花の絵”。
制作活動を開始した当初は、この「偉大なるベタ」なお題について、自分なりのまとまった動機付けがなかなか見つかりませんでした。 時おり植物をモチーフにした作品を制作したりして、技術的は可能であるとい うことは確認できていたのですが.....。
そんな思いでいた2006年春頃、在住地沖縄の地元新聞を読んでいたら記事文中に、 「チルダイ(停滞)している。」という言葉を見つけました。聞けば「物事が滞っているような状態」を表す沖縄の方言とか。
「チルダイ」の意味がわかった途端、瞬間接着剤でくっつけたように 「チルダイ+花=チルダイバナ(沈滞花)」というタイトルがパ ッと浮かび、「これで花の絵を造れる。」と思いました。
物事の滞るようなネガティブな状態から、何か美しいポジティブなものを見つけていくようなイメージとも言えますし、制作において私は発掘作業のように、積層したアクリル絵具の分厚いレイヤー群の中に沈んでいるかたちや色を削り出しながら見つけていくので、二重の意味合いでしっくりきました。
本作以降も、不定期ですが展開してきたシリーズの一つです。
View in a Room
How to Buy
この作品の販売は終了しました。
SOLD OUT
ウェイティングリストに登録
ウェイティングリストに並び、自分の順番が巡ってくると、購入可能な作品をご案内させて頂きます。
チャットで作品購入相談
アート専門のコンシェルジュがあなたの作品購入をお手伝いします。おすすめの作品のご提案、購入でお困りのこと、なんでもご質問ください。
Artist
画家
現象としての絵画。藤本英明は、アクリル絵具の積層と研削によって画面を生成する手法で、絵画の可能性を探究している。対象物のあるものから無いものまで画面スタイルにはバリエーションがあるが、すべての作品が共通の発色とマチエールを有している。兵庫県明石市に生まれた藤本は、乗り物やメカへの興味から「モノづくり」に憧れを抱き、地元の明石工業高等専門学校に進学して機械工学を学んだ。卒業研究のテーマは金属加工におけるNBC刃物の摩耗についてで、当時電子顕微鏡で見た金属の質感やイメージは、現在の制作にも影響を与え続けている。在学中にデザインやグラフィックアートへの関心を深め、進路を転じることを決意。千葉大学工学部工業意匠学科(現・デザイン工学科)へ編入し、デザイン全般を学んだ。卒業研究ではファインアート専攻の研究室に身を置き、絵画作品の制作に取り組んだ。大学卒業後はデザイン事務所勤務などの社会人経験を経て、あらためて画家になることを志す。武蔵野美術学園油画科に入学し、2年間かけて絵画制作の基礎を学び直し、1997年3月に修了。修了と同時に沖縄県那覇市へ移住し、以来この地を拠点に制作活動を続けている。もともと絵画が持つ重層性、唯一性、身体性に強く惹かれていた藤本は、1999年、アクリル絵具の積層とサンドペーパーによる研削で画面をつくる独自の手法にたどり着く。以降、画面のスタイルに変化を持たせながらも、絵画に潜む「重層的なマジック」を一貫して追求し続けている。近年は、ECプラットフォームやアートサブスクリプションなど、インターネットを通じた作品の発表・販売にも積極的に取り組んでいる。
アーティスト情報を見る


























ご覧頂きありがとうございます。
ArtStickerでは、アンフォルメル絵画「Layers of Color」シリーズを中心に作品を公開中ですが、他シリーズからも追加していきます。
多様なコンテンツや表現がある中で、「絵画のおもしろさ」を自分なりに考え探究しながら作家活動をしています。
ご支援は、作品の制作、発表活動、制作環境の維持に充てさせて頂きます。
どうぞよろしくお願い致します。