サカサゴト
制作年: 2022
素材・技法: 映像・ビデオ, その他
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2022
- 素材・技法
- 映像・ビデオ, その他
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- ミクストメディア
- スタイル
- デジタル
Work Details
縄文時代の日本では、あの世はこの世のあべこべである、と信じられていた。こちらが夕ならあちらは朝、こちらが夜ならあちらは昼。着物はこちらが右前に着るならあちらは左前。このような考え方は、現在でも「サカサゴト」と呼ばれ、死人が出た際には日常の様々な動作を逆に行うという風習として、日本各地に残っている。展示室では、まさに「サカサゴト」のように、本物の時計の盤面は反転し、逆回転している。そんな古時計が反転する時、忘れ去られようとしている葬送の風習を思い出すように、内部の映像が再生される。自身も忘れ去られようとしている古時計は、忘れ去られた風習の墓跡のようにそこに立ち、あの世とこの世の境目を曖昧なものにしている。
岡は自身の祖父の死に際して、棺に青い紫陽花を手向け、火葬の終わった遺骨が薄青に美しく染まっていたことから、青い紫陽花を手向けたことが、自分にとっての祖父を送る儀式であったと考えるようになった。かつて日本にあった葬送の風習を調べていくと、死者があの世への道で迷わないように、とか、魂の依代になるように、など、小さいコミュニティや人がかけた思いがそれぞれにあることがわかる。本来、死や、あの世と向き合う姿勢は、このような小さな願いや死者への慮りから出発したものが多かったのであろう。日本各地に残る、今や消えようとしている葬送の風習やあの世の見方を再度見ていくことで、形骸化しつつある葬送の形や、死との向き合い方を再考したい。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 藝大で先端芸術表現の「推し」を探せ!教えて八谷先生【前編】2022.02.09 - 03.31次世代スターアーティスト発掘番組「推しスタ」2022.01.19 - 03.31
Artist
Artist
美術家。映像と空間設計により、時間軸をもったインスタレーション作品を制作している。主な活動として、オープン・スペース2019(ICC・東京)出品、大駱駝艦壺中天公演「宮崎奴」映像制作・投影設計など。東京藝術大学先端藝術表現科を卒業後、2019年よりベルリン芸術大学メディアアート科招待学生。現在東京藝術大学院美術研究科先端芸術表現専攻在籍。
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