
About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- ガラス, セラミック
- サイズ
- 26 × 9 × 9 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 工芸・陶芸
Work Details
ガラス、陶土
空気を入れ、形を作る。留まった形に熱を与える。作られた形は溶けることで変形し、揺らぎながら窯から現れる。その繰り返しの中で形は変わり続け、作られたことの境界は曖昧になっていく。私による形は溶けることで輪郭を失い、構造となって素材へと埋没していく。私の行為は素材への形跡となり、造形の主体は私から素材へと移行していくような感覚を覚える。そして最後に現れてきた形を眺めながら、私はそれを生み出したものごとへの想いを巡らせる。
15世紀に活躍したアンドリェーイ・ルブリョーフという修道士の描いたイコンや、李朝民画に強く惹かれるのは、本質的に「抽象とは何か」という深遠な問いがそこに隠されているからだと思う。現代の技巧を尽くしたガラスの器よりも古代ローマの吹きガラスの瓶に長く目が留まるのも、脳内の同じ部位が反応するからではないだろうか。身体の苦悩を軽やかにつなぎとめるそれぞれの部位が、現代にも通じる普遍性をまとってよみがえったのではないかと期待が膨らむ。そっと本物を手に取りたいとの衝動が止まないのは私だけでは無いだろう。
(公募/選考委員 椿昇)
Exhibition Information
- 過去の展示
- ARTISTS' FAIR KYOTO 20262026.02.21 - 03.01
Artist
Artist
空気を入れ、形を作る。留まった形に熱を与える。作られた形は溶けることで変形し、揺らぎながら窯から現れる。その繰り返しの中で形は変わり続け、作られたことの境界は曖昧になっていく。私による形は溶けることで輪郭を失い、構造となって素材へと埋没していく。私の行為は素材への形跡となり、造形の主体は私から素材へと移行していくような感覚を覚える。そして最後に現れてきた形を眺めながら、私はそれを生み出したものごとへの想いを巡らせる。 1995年茨城県生まれ。2018年多摩美術大学工芸学科を卒業後、あづみ野ガラス工房に勤務。2023年以降は金沢卯辰山工芸工房にて制作を行う。制作活動では、吹きガラス、鋳込み、研磨などの技法を用いるほかに、陶土を混ぜた粉ガラスをガラスの表面に塗布して作品を制作している。 グループ展 2024年 「ラビット・ドラゴン・マウン展」 高島屋/京都,大阪 2025年 「ガラスの可能性」 atelier&gallery creava/石川
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