1階の窓のある納戸
制作年: 2025
素材・技法: ピグメントプリント
サイズ: 32.3 × 26.3 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定





About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- ピグメントプリント
- サイズ
- 32.3 × 26.3 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- あり
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- LAG
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- ミクストメディア
- スタイル
- コンセプチュアル
Work Details
倉敷安耶は、他者との距離や疎外感、生と死や無常、身体性といった根源的テーマを起点に、宗教的・儀式的要素を交えた表現を展開する作家である。写真や西洋絵画のイメージを転写する技法を基盤に、布地・石・鏡など多様な素材を支持体として用い、偶発的に生じる痕跡や重層的な構成を通じて、存在と身体をめぐる視覚的探求を続けている。
—Artist Statement—
祖母の家について —
開港以来、外国人居留地として栄えた神戸にほど近い町に、父方の実家はある。西洋建築のその家は、かつてアメリカのゼネラル・エレクトリック社が幹部用の社宅として建てたものだった。アメリカ人一家の後には中国人が住み、やがて祖父母が買い取って移り住んだ。
祖父は若くして交通事故で亡くなり、その後は子供達たちが独立したのちも、祖母がひとりで暮らし続けた。
あるときから祖母は「家の中に人がいる」と口走るようになり、ほどなくして亡くなった。私が中学生の頃のことだ。祖母が見たものは、死に際の幻覚だったのだろう。しかし周囲の大人たちは、「あれは死神」だの、「祖父が迎えに来た」だの、と語った。
葬儀の場で久方ぶりに顔を合わせた親戚たちは、私を見て「若い頃の祖母の生き写しだ」と言った。彼らはいまも、あの家には祖母がいると信じている。祖母の魂が家を守っているのだと。
遺品整理は滞り、我が家の倉庫や父の事務所として使われるその家は、膨大な物量を抱えたまま傷みを増している。特殊な西洋建築ゆえに修繕できる業者も少なく、修理には大きな費用がかかる。いずれ父が亡くなったとき、これらは私に直面することとなるだろう。
ささくれた手すり、錆びた窓枠、壊れた水道管。物質としての家は、確かに老いていく。
それでも、あの家は祖母が守っているらしい。父の記憶や家族の物語を抱え、いまも祖母がそこにいる。
— 倉敷安耶
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How to Buy
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Artist
Artist
1993 年 兵庫県生まれ。茨城県取手市在住。現在、東京を拠点に活動。
2020 年 東京藝術大学 大学院修士課程 美術研究科 絵画専攻 油画第1研究室(小林正人研究室) 修了
2018 年 京都造形芸術大学 大学院修士課程 芸術研究科 ペインティング領域 油画専政(大庭大介ゼミ) 修了
2016 年 京都造形芸術大学 美術工芸学科 油画コース 卒業
プロフィール写真 撮影クレジット:新津保建秀



















