PIECE of SKY (F) / PEACE is POWER
制作年: 2020
素材・技法: ピグメントプリント
サイズ: 127 × 178 mm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2020
- 素材・技法
- ピグメントプリント
- サイズ
- 127 × 178 mm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 写真
- スタイル
- 日常, ポートレート
Work Details
2019年、ライプツィヒでオノ・ヨーコさんの個展「PEACE is POWER」(2019, Museum der bildenden Künste Leipzig)が開催された。旧東独の都市と歴史の魅力にとりつかれて、ライプツィヒで6年間を過ごしたわたしは、街で一番の美術館で開かれる日本人アーティストの展覧会、しかもご本人がこの街にやってくるということで、とても高揚した。「PIECE of SKY (F) / PEACE is POWER」は、そこでもらったジグソーパズルの1ピースを、世田谷の自宅で撮影した写真だ。
鑑賞者参加型のインスタレーション作品「Helmets Pieces of Sky」(2001)は、天井からヘルメットが吊り下げられ、そのなかには青空のパズルのピースが入っている。ヘルメットは、第二次世界大戦時のもので、鑑賞者はこのピースを持ち帰ることができる。そしていつか、みんなでパズルを組み立て、大きな空をつくりましょう、というオノの想いが込められているという。
Covid-19を受けて、家族や友人、仕事仲間と直接顔を合わせる機会が制限されている。この物理的な乖離は、心的な距離を意味するものでは決してないが、どこか不安や人恋しさを憶えるようになったのは、わたしだけではないだろう。「STAY HOME」展に誘っていただき、さて何の写真を撮ろうかと考えていた時に、ふと机の引き出しに入れてあった、空のジグソーパズルについて考えた。
いますぐには会えない大切な人たちも、各々の場所で同じ空を見ている。ただそれだけのことが、いまはたしかな熱量をもって感じられた。同時に、米田知子さんがブレヒトのメガネ越しに撮ったベンヤミンのことばをうつした写真、あるいはオノデラユキさんが撮った古着のポートレート(ボルタンスキーが<大量死>の象徴として山積みにした古着をうつした写真)の素晴らしさが過りつつも、いまわたしはこの空の断片を自分の手で摘んだまま、写真を撮ることにした。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 写真展「STAY HOME展 」2020.04.13 - 05.06
Artist
飯沼珠実
東京都世田谷区生まれ。「建築の建築」をテーマに、人々の記憶の集積としての建築物、建築物の住処としての都市や風景を被写体として写真撮影に取り組む。2008年から一年間、ライプツィヒ視覚芸術アカデミーに留学、2013年までライプツィヒに在住(2010年度ポーラ美術振興財団在外研修員)。2014年から一年間、シテ・アンテルシオン・デ・ザール・パリに滞在。2018年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2020年、版元『建築の建築』を設立。現在は東京を拠点に活動。 東京都世田谷区生まれ。「建築の建築」をテーマに、人々の記憶の集積としての建築物、建築物の住処としての都市や風景を被写体として写真撮影に取り組む。2008年から一年間、ライプツィヒ視覚芸術アカデミーに留学、2013年までライプツィヒに在住(2010年度ポーラ美術振興財団在外研修員)。2014年から一年間、シテ・アンテルシオン・デ・ザール・パリに滞在。2018年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2020年、版元『建築の建築』を設立。現在は東京を拠点に活動。 主な個展に「Salut, Mr Bruno Taut」(2026年、LAG [LIVE ART GALLERY]、東京)、「白くて小さな建築をめぐり」(2023年、岡谷蚕糸博物館・岡谷美術考古館、長野)、「第22回三木淳賞受賞作品展『JAPAN IN DER DDR -東ドイツにみつけた三軒の日本の家』」(2021年、ニコンプラザ東京)、「JAPAN IN DER DDR—東ドイツにみつけた三軒の日本の家」(2020年、大阪ニコンサロン/2019年、銀座ニコンサロン)、「Japan in der DDR - 東ドイツにみつけた三軒の日本の家/二度消された記憶」(2019年、KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY、東京)、「建築の瞬間/momentary architecture」(2018年、ポーラ美術館 アトリウム・ギャラリー、神奈川)、「建築の建築 House of Architecture」(2017年、六本木ヒルズクラブ、東京)、「三つ目の建築—書籍、住居そして森」(2016年、POST、東京)、「JAPAN IN DER DDR」(2016年、Motto Berlin、ドイツ・ベルリン)など。 グループ展に「Seen, Remembered, Unmake みる・記憶する・ほどく—視点と痕跡」(2026年、KANA KAWANISHI GALLERY、東京)、「扉は開いているか—美術館とコレクション1982-2022」(2022年、埼玉県立近代美術館、埼玉)、「Von Ferne. Bilder zur DDR」(2019年、Museum Villa Stuck Munich、ドイツ・ミュンヘン)、「Requiem for a Failed State」(2018年、Halle 14、ドイツ・ライプツィヒ)、「Publishing as an Artistic Toolbox 1989-2017」(2017年、Kunsthalle Wien、オーストリア・ウィーン)、「3 days exhibition」(2017年、セゾンアートギャラリー、東京)など。 作品集に新刊『Salut, Mr Bruno Taut』(2026年、建築の建築)、『JAPAN IN DER DDR』(2019年、自費出版)、『建築の建築 House of Architecture』(2016年、limArt刊)、『Landscape in Modern Architecture』(2013年、自費出版)など。
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