君が永い時間、 ひとりで温室のなかで息をするだけの生活が担保れていく
制作年: 2024
素材・技法: 麻・リネン, 油彩
サイズ: 24.2 × 33.3 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2024
- 素材・技法
- 麻・リネン, 油彩
- サイズ
- 24.2 × 33.3 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 川島桃香
- 発送元地域
- 未設定
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
Work Details
自作の詩『非道の詩』から制作しています。タイトルは詩の一節です。
非道の詩
私の詩が何もかも、君だけに宛てた言葉から来ていることに
いつになったら気が付いてくれるんだろう
もうきっと2度と展示にきてくれない人に向かって、
告知をするむなしさ
それでも生きていてくれることに、
それだけに安堵できる私の安い祈りをどう思う?
君がまたあたらしい生命の拠り所を見つけていくたびに、
私の縫合傷が増えるという呪いを、
どこまで受け取っているのかな、
一緒に作った気化される水のことを覚えているのかな
「落ちてくる光が君だけに降り注げばいい」と呟いて、
その光のそばに私がいないことには意味がなかったのだということを、
どうして教えてくれなかったの
物理法則?
私が君のために描いた絵を、君が捨ててしまう日だけを教えてほしい
それだけが許されている切望を、コンマ1mmに切り刻んで飲み込み、
胃を通り過ぎる寸前に吐き出す
一緒に排出される胃酸で腫れた喉の痛みが、君が生きている証明そのものであると信じ切るたびに、
君が永い時間、
ひとりで温室のなかで息をするだけの生活が担保れていく
君がダウンコートを脱ぐことができないこと
君が花を枯らしてしまっても、なんとでもないような顔をしてしまうこと
君のために水を取り換えても枯らしてしまうのだから、
もう2度と花など贈らなければ良いのに、
永遠に送り続けてしまう不健康な慢心が
私の唯一の健康法であること
君のいる温室だけが花畑であることを祈って
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