久不相見長毋相忘(長いこと会えなくても、いつまでも忘れないで) 大分県別府市
制作年: 2024
素材・技法: ミクストメディア, 銅, 青銅
サイズ: 本体:直径50mm ガラスケース:60mm×120mm×40mm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定



About the Work
- 制作年
- 2024
- 素材・技法
- ミクストメディア, 銅, 青銅
- サイズ
- 本体:直径50mm ガラスケース:60mm×120mm×40mm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- 相談可
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 見藤素子
- 発送元地域
- 長崎県
- 発送までの日数
- 1週間ほど
- カテゴリー
- プロジェクト
- スタイル
- コンセプチュアル, 社会・政治・歴史, 哲学・ヴァニタス, 愛, 半抽象
Work Details
作品のコンセプト・制作意図
これまで縁あった場所、災害が発生した場所、失われた営みの跡地、周縁化されている土地に銅板を埋め、一年後に掘り起こしにその地を訪れます。
再び掘り起こした銅鏡は腐食し、その錆に土地の記憶と時間を映しとります。
また、作品の完成には必ずその場所を再訪し、場所の歴史性と対峙しなければなりません。
時間を切り取り留めおくこと、決して存在しない永遠を願うこと。
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『久不相見長毋相忘(久しく相見えず、長く相忘る毋らんことを)』とは
吉野ヶ里遺跡(佐賀県)出土の銅鏡に刻まれた銘文。
この銘文が記された銅鏡は直径約7.4cm、弥生時代中期後半(約2050年前)に制作されたと見られる。
前漢代の連弧文鏡であり、背面には部分的に朱が付着している。
両腕に35点の貝製腕輪をつけた女性人骨が発見された甕棺墓の口縁部と石蓋の間の粘土目張りからの中から出土した。
展示風景
この作品で表現したかったこと
銅鏡を埋めるシリーズは、主に、これまで縁あった場所、災害が発生した場所、失われた営みの跡地、周縁化されている土地を選定して行ってきました。
この銅鏡を埋めたのは大分県別府市にある、一度閉鎖されてその後復活したとある温泉(共同湯)の源泉付近です。
観光地でもある温泉街の中で、地域の人や、病の回復を求めて湯治に来た人々と共に歩み続けてきた泉(共同湯)は、その町の歴史や記憶そのものでもありました。
埋めた土地によって銅鏡に現れる錆の形は異なります。ある意味では土地の性質や時間の記憶そのものを写し取るものとも言えるでしょう。
この美しい錆は、文化の発信地に住まいながらもそこから弾かれている方々の住まう土地の記憶を写した物です。
制作手法や使用している道具
各地に埋めた銅鏡を一年以上後に掘り起こす
制作にかかった時間
約2年
制作場所(アトリエ)について
大分県別府市
作品やタイトルに込めた想い
久不相見長毋相忘(久しく相見えず、長く相忘る毋らんことを)とは
表題は吉野ヶ里遺跡(佐賀県)出土の銅鏡に刻まれた銘文。
この銘文が記された銅鏡は直径約7.4cm、弥生時代中期後半(約2050年前)に制作されたと見られる。
前漢代の連弧文鏡であり、背面には部分的に朱が付着している。
両腕に35点の貝製腕輪をつけた女性人骨が発見された甕棺墓の口縁部と石蓋の間の粘土目張りからの中から出土した。
日本最古のラブレターとも言われるこの銘文は、時を超えても胸を打つものがあります。
本来的に錆は作品や文化財にとっては好ましくないものですが、ある意味では永遠ではない存在や土地の記憶を写し取るものでもあります。
錆という偶然性と、必ずまたその土地に向き合うという制約と覚悟を作品とタイトルに込めています。
How to Buy
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Artist
現代美術家
九州を拠点とする現代美術家。学生時代から一貫して痛みへの対峙や、記憶・劣化についての作品制作を行い、アートを主軸とした学際的分野横断や、資料保存、地域課題、ジェンダー、障害、社会教育、被災、生物多様性などの社会課題に取り組む。表現手法は絵画、彫刻、インスタレーション、コンテンポラリーダンスなど手法は多岐にわたる。
また、文化財修理保存技術者や学芸員としての経験を経て、近年は文化財保存への実践や被災地における文化財レスキューへの参加を続けるとともに、「保存」「修復」を主題とした制作を通じて現代における作品保存と記憶の継承、ならびに周縁化される記憶や個人、社会課題について模索を続けている。











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