Real Clothes Ⅰ
制作年: 2018
素材・技法: 油彩, 水彩, 墨, 布, 染色
サイズ: 67.7 × 38 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2018
- 素材・技法
- 油彩, 水彩, 墨, 布, 染色
- サイズ
- 67.7 × 38 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- なし
- 作品証明書
- なし
- 作品の販売元
- 小林 喜一郎
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 日常, 半抽象
Work Details
《Real Clothes》はファッション用語で「普段着」を意味する。本シリーズ《Real Clothes Ⅰ–Ⅲ》では、当時東京・下北沢にあった美容室「Real Clothes」をモチーフとしている。武蔵野美術大学卒業制作として発表し、現在まで続く制作手法の出発点となったシリーズである。
本シリーズでは、写真を見ながら描く行為と、写真の画素情報をもとに布を染色し、印刷に近いプロセスを取り入れる行為という、異なる二つのイメージ生成の方法を一つの画面に統合することを試みている。
iPhone 8で撮影した写真からランダムに抽出した1画素のCMYK値をもとに綿布を染色し、写真と同じ16:9の比率のパネルに張っている。残る一色は作家自身の視覚によって油絵具へと置き換え、側面に油彩用下地と油彩を重ねることで、視覚的なフレームとして機能させた。表面は墨と透明水彩によって描いている。
伝統的な油彩技法では、布地や下地、支持体といった要素は裏側や側面へ追いやられ、あるいは油彩によって覆い隠されることが多い。本シリーズでは、それらをあえて画面の構造として積極的に表出させることで、「見ること」と「記録すること」、「表面」と「裏側」といった複数の視点を往復しながら、物事の多面性を絵画として提示している。
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Artist
画家
1995年神奈川県横浜市生まれ。愛知県岩倉市および名古屋市で育つ。 2018年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。
幼少期より絵画に親しみ、仏教美術や精神世界への関心を背景に、絵画を主なメディアとして制作を行ってきた。 2007年には仏像彫刻家・松本明慶の工房でのワークショップに参加し、彫刻紋様や仏教美術に基づく造形感覚を学ぶ。これらの経験は現在の作品における身体性や反復的モチーフ、時間性の感覚へとつながっている。
武蔵野美術大学在学中は、絵画に加えパフォーマンスやミクストメディアにも取り組み、2015年に兄の死を主題とした作品で学内個人賞を受賞。卒業制作では、自身で染色した布に墨や透明水彩を用いて描く《Real Clothes I・II・III》を発表し、以後の制作の基盤となる手法を確立した。
卒業後も絵画表現を軸に制作を続け、2020年には仏画工房での記憶を主題とした作品《年賀状だけの関係が終わる。》が第22回グラフィック「1_WALL」ファイナリストに選出される。2021年以降、個展およびグループ展を継続的に開催。
現在は、絵画制作を中心に、ドローイングやデジタル表現も取り入れながら、個人的な記憶や精神的体験を出発点とした表現を探求している。
































本作《Real Clothes Ⅰ》は、大学の卒業制作として制作したシリーズ《Real Clothes Ⅰ〜Ⅲ》の起点となる作品です。
スマートフォンで撮影した写真をもとに、デジタル印刷と絵画の融合を試みました。
いただいた支援は、画材費や制作環境の維持、今後の発表準備に使わせていただきます。作品に共感してくださった方の応援が、次の制作につながる大きな力になります。無理のない範囲で、制作を見守っていただけましたら幸いです。