「 はるのは 」
制作年: 2012
素材・技法: 糸
サイズ: 約 2 x 2 m
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2012
- 素材・技法
- 糸
- サイズ
- 約 2 x 2 m
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- クレジット
- courtesy of the artist & YUKARI ART
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- インスタレーション
- スタイル
- 抽象
Work Details
2011年3月、私達は時間を突然断たれるような体験をしました。
同年四月一日正午頃、暖かさの中にまだ少しだけ寒さの残る日差しの中、ふと目を遣った先に、凛と佇む椿の若木を見ました。相変わらず笑顔はあったものの、普段楽観的な私も、三週間ずっと憂鬱と非力さの中にありました。そんなもやもやを切り裂くように、若木たちはまっすぐ、ただ葉を広げていました。
その姿は、生命の正しい強さであり、私にとって無言の癒しでもありました。そして何より、「生きるしかない」という自明の決意を教えられた気がしました。
2012年3月、朝日に面するこの場所に、その姿を描きました。
誰かの生命が途切れても、時間は淡々と進んでいく。
けれど、悲しみを消せないのと同じように、生きる者の喜びは消えずに続いていく。
だから、朝が来るなら、両手を広げて受けとめようと思ったんです。
夜と朝とを繋ぐ者、ずっと続いていく時間の始まりを受けとめる者という意味で、
「 はるのは 」と名付けました。



































直島の8箇所にある いしかわかずはる の作品のうちの七つめ。
先に紹介した「 あ、うん 」の「 うん 」の方 に描かれた横顔の視線の先へ歩いて行くと、石の鳥居に突き当たります。その手前・右手の黒い木造家屋の壁面に、葉を広げる若木の姿を描きました。
朝日に面する場所なので、丁度、それを迎えるようなかたちになります。
夜と朝とを繋ぐ者、ずっと続いていく時間の始まりを受けとめる者という意味で、「 はるのは 」と名付けました。
周りに飾られている草花は、この家の方による丹精とアレンジ。
時々とても珍しい花がさりげなく咲いていたりします。
世界中から多くの人が訪れるようになって、花を飾る家が増えたと聞きます。
顔を合わせることのなくても、誰かを迎えたり、誰かに迎えられたり、
草木や花を通して、心が開く。こんな交流もあるんだなあ、いいなあ..と感じています。
考えてみると、私の作品もまたその仲間ですね。
「 はるのは 」はいつも皆さんをお待ちしております。
そんな景色を、ご支援いただければ幸いです。
頂いたご支援は、屋外作品の定期的な(または緊急の)お手入れに使わせていただきます。
よろしくお願い致します。