
关于作品
- 制作年份
- 2023
- 材料或技法
- 画
- 尺寸
- 720 × 1020 cm
- 版本
- 没有设置
- 签名
- 没有设置
- 制作人员名单
- Sponsored | 壁画協賛 関西ペイント販売株式会社 / 協立塗料株式会社 / 株式会社プラスワンホーム / 株式会社シロク / 株式会社TheProducers UESHIMA COLLECTION / 協和ホールディングス株式会社 / 株式会社デリシャスカンパニー 株式会社AZOTH / 大恵丸 / 株式会社大槻組 Powered | 協力 サン商事興業・留畑塗装 / MAHO KUBOTA GALLERY / 雄勝FORESTキャンプ場 / 高橋武彦
- 画框
- 没有设置
- 作品证书
- 没有设置
- 类别
- 壁画
作品详情
CONCEPT
今作については、この壁画制作の一年前の2022年、初めての壁画完成披露会の時に話は遡ります。
セレモニーの時に私は浜に住むおじいさんから、その土地で自らが手積みして自作してくださったブーケをプレゼントしていただきました。
それまでの数年間のプロジェクト準備期間、もちろん良いことばかりではなく、時としてムラ社会特有の空気感を体感することもありましたが、そのブーケはそんな内と外の垣根を軽々と突破して強烈な喜びを私に与えてくれました。
私はそれに、生の土地を分け与えていただいたかのような衝撃さえ感じました。
そしてその時から、近年の都会ではなかなかお目にかかることのできない、この町で毎日のように目にするお裾分けをしあう近所付き合いや隣人とのコミュニティにより強く着目するようになりました。
夜明け前から働きに出て、海や畑での収穫物をお昼に持ち帰り、それを共有する。
時間やエネルギーが物に形を変えて他者の身体に直接届いて関わっていく。
都会に見られる過度な消費社会が発するスピード感に対して、この町にはまだ太古から続いているであろう悠久な循環が残っている。そう感じています。
壁画1 “THEORIA” では風景画を描き、壁画2 “A Fisherman” では人物画を描いてきました。
ですので、今作の壁画3では静物画を描きたいなと前々からぼんやりと考えていました。
そして静物画について調べていくとその起源は、イタリア・ポンペイの壁画にあるとわかりました。
その壁画はなんと、客人を迎え入れる部屋の壁に描かれるフルーツや魚などの贈り物についての絵が描かれた壁のことを指していました。
今回私は”ブーケ”の経験からこれまで私がたくさんの住民の方々に頂いてきたモノを構成して静物画の壁画を描きましたが、実はそこには美しすぎる因果の裏付けがありました。
また、滞在中にはたくさんの方から様々なお話しを伺います。その中でもこの土地に関わる歴史の話は大変興味深いテーマが多くありました。
そのようにして伺った、この地方にも多く存在した潜伏キリシタンの歴史や、西南戦争で負けた薩摩軍が雄勝石を掘削する石工として働いていたという史実についても、モチーフに絡めて描かせていただきました。
例えば、薩摩郡はさつまいも、キリシタンについては雄勝町にも深く関係する支倉常長の衣装の刺繍のススキを抜粋し絵の中に登場させました。
という具合に、他にもいくつかのモチーフに意味を絡めながら描いていますので、ぜひ探してみてください。
この壁画はプロジェクト2期目に制作しましたが、昨年からの1年間で感じたことがあります。
それは「此処での制作が纏う時間は、長い芸術史、ひいては人類史の時間軸と共にある」そんな規模の仕事だということ。
現代的なスピード感覚とは対照的なそれに、私は芸術家として救われているという自負さえあります。
これからも真摯に土地と歴史に向き合いながら、じっくり作品を此処に土着させることに集中し制作を続けていきたいと考えております。
まだまだ始まったばかり、期は黄金色に輝きだした黎明です。
安井鷹之介
GOLDEN TWILIGHT | 黎明 壁主
1壁からなれる、壁主。
防潮堤の表面に貼られている60cm×120cmというパネル1枚を1壁という単位にすることで、より多くの関わりしろをつくることにしました。 壁主になった方が雄勝に訪れ「自分の応援によって新しい風景が広がっていくんだ」と、第二の故郷のように感じて雄勝を好きになってもらう。アート好き、海好き、震災復興に興味がある方、地方創生や移住に興味がある方など、日本各地の様々な方々が雄勝の風景の共同壁主になることで新しい出会いや企みが生まれ、いい変化が起きることを期待しています。
>詳しくはこちら























海岸線の美術館は、宮城県石巻市雄勝町に生まれた野外美術館です。
震災後に建設された、巨大な防潮堤。壁によって海の風景を見ることができなくなった海岸線に、地域住民や全国の支援者を巻き込みながら大壁画群をつくり、新しい風景を生み出します。雄勝町に人が来るきっかけをつくる、新しい復興の形をつくるプロジェクトです。
無機質な壁をそのままにしておくのではなく、住民、子供たち、日本人である私たち一人ひとりが誇れる風景に変えていく。
壁画を描いていくことで、防潮堤前の空間が住民や外の人が集う場所になり、壁画と一体となった新しい風景が生まれていく。そのような希望のある復興の新しい形をつくることになると信じていますし、その想いで「海岸線の美術館」は壁画制作やワークショップ、イベントを行っています。