Raison d'être/ レゾンデートル
制作年: 2022
素材・技法: 墨, インク, 紙
サイズ: 104 × 104 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2022
- 素材・技法
- 墨, インク, 紙
- サイズ
- 104 × 104 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- あり
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 櫻井 智
- 発送元地域
- 東京都
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 抽象, コンセプチュアル, 日本画・和
Work Details
日本に自生する竹をフレームに使用しました。近年、伝統的に使われていた竹は使用されることが少なくなり、増えすぎたことによって森の生態系のバランスを崩しています。適度に伐採することで、森林保護に繋がるのです。今回はその活動の一環として、自身の作品に組み合わせて付加価値をつける試みです。さらに伐採と額縁制作を障がい者の方が行うことで、継続した仕事と収入が続いていくという側面も意識しています。アートを通じ、持続可能な社会貢献を目指します。額縁も含めて、世界にただ一つの作品です。《カルーゼル・デュ・ルーヴル展示作品》
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Artist
現代美術家
私の制作は、あらゆる事象をグラデーションとして捉え、そのなかに生まれる均衡のあり方を探る試みです。その基盤には、私が「三視覚原理※」と呼ぶ制作原理があります。 三視覚原理は、Black & White、Color、Maの三つによって構成されています。Black & Whiteは明確な両極を、Colorは両者のあいだに生じる移行の可能性を、Maは異なるものが共存するための空間を示します。この原理を通して、対立する要素が互いを打ち消すことなく存在する状態を可視化します。 制作では、アクリル絵具、油絵具、墨、樹脂、岩絵具、土、金属、木、蝋、箔、ガラス、粘土、苔など、性質の異なる素材を用い、溶融、酸化、熱、乾燥、沈着などの作用を取り入れています。素材が変質し、反応し、干渉する過程を観察し、その性質と時間の痕跡を作品に残していきます。 そこで生まれるものは、単なる形や質感の変化ではありません。異なる性質が分離されることなく影響し合い、《ものともののあいだ》に「あわい」が立ち現れます。それは単なる中間や隙間ではなく、異なるものが互いの性質を失うことなく共存する領域です。 その「あわい」に現れる均衡とは、異なる要素がどちらか一方に傾ききることなく、一時的に共存している状態です。それは静止した安定ではなく、変化や緊張、揺らぎを含みながら成立する動的な均衡です。 私にとって創作とは、自己の意志を一方的に投影したり、素材を意図どおりに制御したりすることではありません。素材と現象の関係を観察し、設定した枠組みから逸れていくその振る舞いを排除せずに受け入れ、ひとつの状態として定着させていく行為です。 作品に生まれるズレや余白は、世界を完全には捉えきれない人間の不完全さを示すと同時に、それでもなお関係を探ろうとする営みを映し出します。 作品とは、万物を連続体として捉える視点から、そのなかに現れる「あわい」と、そこに一時的に成立した動的な均衡の断片をかたちとして留めたものです。 ※三視覚原理:Black & White、Color、Ma の三つからなる制作原理。詳しくはPDFをご覧ください。 長野県生まれ、横浜美術大学卒業。現在は東京を拠点に活動する現代美術家。 コンセプチュアル/ミニマル・アートの手法を起点に、素材や物理的現象の観察を通じ、対比や多層性を内包する作 品を展開。伝統素材や技法を再解釈しつつ、現代的思考との融合を探求している。 主な個展に、「シュレーディンガーの幕」(2024年、Tokyo International Gallery)、「Y=(0.298912R + 0.586611G + 0.114478*B)」(2022年、Amalgam Art Gallery)などがある。また、「FOCUS Art Fair 2022 in Paris」(カルーゼル・デュ・ルーヴル、フランス)、「アートフェア東京2021」(東京国際フォーラム)、 「PANORAMA」(2024年、Gallery Assistant at Atelier Natália Gromicho)など、国内外での展示や国際的なアー トフェアに参加。 相田みつを美術館(東京)、韓国美術館(ソウル)、CICA Museum(韓国)での展示のほか、神社仏閣や国内外の 企業・公共施設に作品収蔵。近年では、顔料の自作や素材研究を通じ、物質と精神、伝統と革新といった対立関係の 中に生じる均衡を主題とした制作を深化させている。
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