籠
制作年: 2022
素材・技法: 油彩, キャンバス
サイズ: 116.7 × 72.7 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2022
- 素材・技法
- 油彩, キャンバス
- サイズ
- 116.7 × 72.7 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- 相談可
- 作品証明書
- なし
- 作品の販売元
- おおばさくら
- 発送元地域
- 北海道
- 発送までの日数
- 3週間ほど
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- 静物, 日常
Work Details
他人から言われた言葉の中で、未だに私の心臓に引っ掛かって取れない小骨のようなひとことがある。「あなたは恵まれていることに気づいていない」それは10代の頃だった。私は他人のことを羨ましいと思ったことがないので、他人から向けられたその羨望の刃に酷く動揺した。自分自身の不甲斐なさに悔しくなる時はあるが、基本的に他人は他人、私の中ではそれだけのことなのだ。取材のために温室に訪れたとき、一歩踏み入れた瞬間、圧倒的なエネルギーに眩暈がした。あまりにも瑞々しい生命力が私を襲ってきた。これが本来の恵みというものなのではないかと思った。彼女にはこの木々のように私が管理された温室の中でぬくぬくと育ってきたように見えたのだろうか。愛さえあれば、草木は勝手に育つのだと思っているのかもしれない。だとしたら、きっと今も彼女は絵を描き続けている私のことを恵まれていることに気づいていないと思っているのだろう。
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Artist
画家
「記憶の輪郭にふれるような情景」をキャッチコピーに掲げ、日々のなかで見かけた「誰かに言いたい、けど独り占めしていたい」そんな美しい瞬間と存在を描いている。 1991年、埼玉県川越市出身。 北海道十勝在住の風景画家。 10代の頃からアイデンティティについて思考することがしばしばあり、そのなかで諸行無常という考えに感銘を受ける。大学在学中~卒業後数年は平面絵画だけでなく、リアルタイムで作り上げていくライブペイントをはじめ、ダンスや演劇などにも取り組む。2017年に日本最北端の稚内へライブペイントしに行ったことをきっかけに、日本の中でも生活への価値観が様々あることに改めて興味を持ち、2019年には福岡県香春町にて移住体験をしながら《夏の香春岳》を描き上げる。コロナ渦を経て、より自らの身近なものにフォーカスするようになる。道端の草花や慣れ親しんだ風景を見つめ直し、豊かさについて思考。2022年に50点ほどの作品を売約したことを機に、より本格的に制作に打ち込むため2023年初夏、北海道・十勝の大樹町へ移住した。故郷の川越を離れ、新たなステージへ挑む。 artist statement 「記憶の輪郭にふれるような情景」をキャッチコピーに掲げ、日々のなかで見かけた「誰かに言いたい、けど独り占めしていたい」そんな美しい瞬間と存在を描いている。 この世に不変のものはなく、だから人間は繋ぎ止めたいと願うのだと思います。日々、刻々と変わりゆく景色の中で、私たちは何を目印に自分を自分と呼ぶのでしょうか。それを愛おしいと想うと同時に、私は刹那を作品に落とし込むことによって、感情や匂いをはじめとする五感の全てや、それが在った空間を忘却から掬いだし、繋ぎとめておきたいのかもしれません。生活しているとき、視界はこの世界の全てを捉えてはおらず、感情と触れ合うようにこの世界の形をなぞっていると考えます。そのとき"みえて"いるものは感情とリンクしていると思います。制作において、その形を丁寧に拾い、記録し、在るものを在るままに描くのではなく、私がみたこの世界を描いています。
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