執着

制作年: 2017

素材・技法: パネル, その他

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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執着

About the Work

制作年
2017
素材・技法
パネル, その他
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
ドローイング
スタイル
抽象, エネルギッシュ

Work Details

□キャプション

あの頃の私は宇宙に浮かぶ透明な結晶だった。

□環境・素材

壁,アクリル,クレヨン,など

□実寸サイズ

2000×3600mm

□製作期間

2017年5月、10時間(ライブペイント)

□コンセプトなど

私は、私の絵には、正解を求めなくてもいいという話を度々してきました。それでも展示やライブペイントをしていると「これは何?」と聞かれることが多いです。

昔から人はなぜ絵画や芸術に正解を求めるんだろうと思っていました。抽象的な絵を描き始めると余計にそれは増えました。なんでだろう。不安なのかなって個人的には思っています。わからないって怖いことだから。で、正解を決めようって、思いました。

それは何でかというと「人に見せているから」です。その詳しい話は別のときにまたしよう。たぶんみんなは「何の形を描いてるか」が気になるんだと思う。でもそんなの自分でもわからなくて(不確かだから吐き出して確かめている)、どんな形なんだろうって。だから物としては明確なものを描いてるんだけど(窓、横顔、空の色、など)その形のままでは無いから「なに?」って言われると戸惑ってしまってたわけです。

今回は「きれい」「やばい」って言わせたら勝ちって個人的に思っていました。なんかよくわかんないけど綺麗、なんかよくわかんないけどすごい、そういうものって世の中にたくさんあって、それって多分自分の中にある”なにか”と共鳴してるんだと思います。

絵を描く前に私はたくさんの連想ゲームをします。今回テーマを決めたときも沢山の風景が浮かんできました。数年前に行った江ノ島の暮れていく海とか、ずっとここ最近イマイチだと思ってたバンドの新譜がアツくて込み上げてきた気持ちとか、どうしようもない日の新宿のネオンとか、在る日の校舎からでたときの生ぬるい空気とか、全部全部、私の中にこびりついて離れない「執着」で、それらをごちゃまぜにしたいまの心境が今回できあがったキャンバスの全てです。だから、「何?」って聞かれても「執着です」としかいえない。いつもそうなの。だから、執着って何だろうって聞かれたとき、私は「綺麗」で「ヤバイ」物だと思った→だから今回は通りすがりの人にそういわれたら「伝わった」ってことにしようと思った。それはその人の中の「綺麗」や「ヤバイ」にきっと共鳴したってことだから。それが、正解ってことにしようと思った。

この絵はあなたの中の執着に共鳴できましたか?

詳細な制作レポート:

http://creatorsbank.com/prnmgmg/diary/39068

Artist

おおばさくら
✔︎

「記憶の輪郭にふれるような情景」をキャッチコピーに掲げ、日々のなかで見かけた「誰かに言いたい、けど独り占めしていたい」そんな美しい瞬間と存在を描いている。 1991年、埼玉県川越市出身。 北海道十勝在住の風景画家。 10代の頃からアイデンティティについて思考することがしばしばあり、そのなかで諸行無常という考えに感銘を受ける。大学在学中~卒業後数年は平面絵画だけでなく、リアルタイムで作り上げていくライブペイントをはじめ、ダンスや演劇などにも取り組む。2017年に日本最北端の稚内へライブペイントしに行ったことをきっかけに、日本の中でも生活への価値観が様々あることに改めて興味を持ち、2019年には福岡県香春町にて移住体験をしながら《夏の香春岳》を描き上げる。コロナ渦を経て、より自らの身近なものにフォーカスするようになる。道端の草花や慣れ親しんだ風景を見つめ直し、豊かさについて思考。2022年に50点ほどの作品を売約したことを機に、より本格的に制作に打ち込むため2023年初夏、北海道・十勝の大樹町へ移住した。故郷の川越を離れ、新たなステージへ挑む。 artist statement 「記憶の輪郭にふれるような情景」をキャッチコピーに掲げ、日々のなかで見かけた「誰かに言いたい、けど独り占めしていたい」そんな美しい瞬間と存在を描いている。 この世に不変のものはなく、だから人間は繋ぎ止めたいと願うのだと思います。日々、刻々と変わりゆく景色の中で、私たちは何を目印に自分を自分と呼ぶのでしょうか。それを愛おしいと想うと同時に、私は刹那を作品に落とし込むことによって、感情や匂いをはじめとする五感の全てや、それが在った空間を忘却から掬いだし、繋ぎとめておきたいのかもしれません。生活しているとき、視界はこの世界の全てを捉えてはおらず、感情と触れ合うようにこの世界の形をなぞっていると考えます。そのとき"みえて"いるものは感情とリンクしていると思います。制作において、その形を丁寧に拾い、記録し、在るものを在るままに描くのではなく、私がみたこの世界を描いています。

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最終更新日
2019.10.16