波絵

制作年: 2020

素材・技法: インク, アルミニウム, 紙

サイズ: 560×720㎝

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

Save Fill Icon
3 お気に入り
波絵

About the Work

制作年
2020
素材・技法
インク, アルミニウム, 紙
サイズ
560×720㎝
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
クレジット
撮影 青地大輔 会場 北九州市立美術館 guest room 005「波絵 立ち上がる行為、積層する絵の具」より
額装
なし
作品証明書
未設定
スタイル
コンセプチュアル

Work Details

波絵

namie

560×720cm

油性インク、アルミ板、紙

2020年完成

「波絵」は細かい手描きのドットをスクリーンプリントの版にし、同じ場所に何十版ものインクを刷り重ねて制作しています。ドットは色を変えて何層にも刷り重ねているため積層する絵具の柱の集積として出現していきます。こうして刷り上がってきた作品のピースをパズル状に組み合わせていき会場に合わせたサイズを展開します。

ぎっしり並んだインクの柱は、見る角度や鑑賞者の動きによって見せる色を変えていきます。

何十版もインクを刷り重ねていくため、途中でイレギュラーが起こります。刷れなくなったり、隣同士の色柱ががくっ付いたり、つぶれたり。この現象はほぼ自然に表れてきます。紙や制作時の湿度、気温にも左右されます。

インクが立体的に制作されているため、作品には光と影が内包されていきます。光が差し込む方向から見ると、発色よく色鮮やかな色面が広がり、逆光から見ると、作品に影が入り込み深い色合いに見えていきます。(日の入りの田園風景のように)

順光
逆光

作品は見る角度でも色合いが変化するため、歩いたりしゃがんだりして作品を眺めてみると、少しずつ変化する色合いを感じることができます。

新しい可能性を模索して作品制作に取り組んでいたのに、気がつけば故郷の吉備路の田園風景からの無意識の影響があるようです。作品は作ってみないとわからないことが多くありますね。特に制作後の方が色々と気づかされることがあります。

またどこかで波絵をお見せできる機会を楽しみにしています。

Artist

小野 耕石
✔︎

小野 耕石

美術家・版画家

美術家・版画家。 大学在学中、版を「刷る」という行為に出会う。「版画とは何かという問い」から、現在は「表現とは何かという謎」に何かしらの形を見つけ出そうとしている。 2015年 VOCA賞。2016年 PAT in Kyoto 第2回京都版画トリエンナーレ2016大賞受賞。 1979年岡山県倉敷市生まれ。 2004年東京造形大学絵画専攻版表現コース卒業。 2006年東京藝術大学美術研究科修士課程絵画専攻版画科修了。 インク(絵具)を刷る、という行為から人間表現とは何かを考える。 夜な夜なアトリエに舞い込んでくる蛾をデッサンしているうちに、視覚的な表現よりも触覚的な作品を制作できないかを模索する。 偶然インクが毛羽立ち、ドットのインク柱がせり上がる瞬間から、刷ることでの表現の可能性が作品に変わっていく。 2009年、第3回 shiseido art egg。資生堂ギャラリーで個展「古き頃、月は水面の色を変えた」を開催。以後、2010年、「泳ぐ深閑‐映発」奈義町現代美術館。2018年、「The ENGINE 遊動される脳ミソ 小野耕石×門田光雅」セゾン現代美術館。2020年、「guest room 005 波絵-立ち上がる行為、積層する絵具」北九州市立美術館を開催。 これまでに、ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション、茅ヶ崎市美術館、横浜美術館、名古屋市美術館、岡山県立美術館、カスヤの森現代美術館、高松市美術館、神奈川県民ホール、京都市美術館などで展覧会に出品。ギャラリーでは、東京パブリッシングハウス、養清堂画廊、アートフロントギャラリーなどで個展開催。作品を取り扱っている。

アーティスト情報を見る

Send a Sticker

支援募集メッセージ

「波絵」は、制作期間4年以上、構想は10年以上になります。使用したインクはざっと70㎏。使用したアルミ板は約42㎡。岡山県にある宝福寺での展示、東京パブリッシングハウスでの個展、名古屋市美術館と横浜美術館で開催された「モネ それからの100年」の展示をへて、さらに制作を続け、ついに北九州市立美術館での「波絵-立ち上がる行為、積層する絵具」で完成を迎えました。
しかしなんとこの作品は、3部作「波絵」「亀瀬」「迷島」の1つです。3部作揃うと10×10mの作品「タイトル未定」が完成するのです。今後の制作継続と広いアトリエ確保のためご支援よろしくお願いします!

この作品にスティッカーを送って アーティストの支援ができます。(¥160〜)

スティッカー (Sticker) とは?

Comments & Stickers

最終更新日
2021.03.10