
About the Work
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 写真
- スタイル
- その他
Work Details
推薦者コメント(楠見 清 / 美術編集者、評論家、首都大学東京 准教授)
パネル一面に広がるモノクロームは人間の肌を接写した写真である。だれかのどこか。人種や年齢、性別、人格はいっさい伏せられ、人体の部位のもつ意味やスケールからも解き放たれた肌はただ平面となって壁に掛けられることでこの空間に起立している。印画紙上に高精細度でプリントされた皮膚の表面はあまりの肌理の細かさにその表面が立体的にすら見える。眺めているとまるでどこかの惑星の地表や銀河の渦を見下ろしているかのような錯覚にもとらわれる。肌が愛おしいのは人のだれもが持つ最も密着した宇宙の揺らめきであるからなのか。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 3331 ART FAIR 20202020.03.18 - 03.22
Artist
アーティスト
1988年 福岡生まれ 2011年 首都大学東京システムデザイン学部卒業 本作『Skin』は、人間の肌を接写した写真で構成されている。肌は、私たちにとって身近な存在である。それは身体の表面を覆う外皮であると同時に、身体と環境とを分ける境界でもある。一方で、私たちの身体の内部では、自分の意思や理解とは無関係に、常に複雑な細胞分裂が繰り返され、その外部にある皮膚の上には、無数の皺が刻まれていく。私たちの身体は、まるで未だ分からないことだらけの神殿のようである。肌は、そうした不可知な私へと、私自身をいざなう開口を無数に含んだ境界でもあった。
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本作『Skin』は、人間の肌を接写した写真で構成されている。肌は、私たちにとって身近な存在である。それは身体の表面を覆う外皮であると同時に、身体と環境とを分ける境界でもある。一方で、私たちの身体の内部では、自分の意思や理解とは無関係に、常に複雑な細胞分裂が繰り返され、その外部にある皮膚の上には、無数の皺が刻まれていく。私たちの身体は、まるで未だ分からないことだらけの神殿のようである。肌は、そうした不可知な私へと、私自身をいざなう開口を無数に含んだ境界でもあった