石のドローイング

山田愛
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山田愛

美術家

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

石のドローイング

About the Work

エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
ドローイング
スタイル
抽象

Work Details

自身の制作活動と平行して、石の活動を行っている。

具体的には、自身で川や海に石を拾いに行き、その石を鑑賞石展に出展している。また、鑑賞石専門誌「月刊愛石」にコラムを3年前から連載している。

制作にも石を取り入れているが、制作において主要なテーマは石そのものではない。

だが、テーマを探求するためにも石はわたしに気づきを与えてくれるものであり、石の活動を続け、制作にも石を取り入れている。

この「石のドローイング」はその2つの活動の接点となる試みです。

《独存》飛騨川(岐阜県) / 2018
『第5回 日本観賞石展』 / 浅草公会堂(東京)/2018

石を透かすように眺めていると、実際に目に映る景色がぼやけて、石を中心に真っ暗な空間が、じんわり広がってきました。

ここはどこだろう…宙に浮かぶように、石がぽつねんと存在する空間。天地・左右どこまでも広がる闇は、なに一つ生命体のない“無”を感じさせる。もしかすると逆に、無数の微生物が重なり合い、闇を創り出しているのかもしれない。

そんな状態のまま、石を手にしてみる。途端に真っ暗な空間は消えて、自分の体が現れました。現れたというか、ずっとここにあったはずですが、実在の世界に切り替わったのでしょうか。石は小ぶりながらも、ずっしりと重みがあり、それは持ち上げようとするわたしの意思に反するかのよう。その時、石の実在を知覚し、同時に自分も体をもつ“個体”ということを強く感じたのです。

おそらく私たちは同じ時間や空間において共存している。だけど、どうしても混じり合えない「独存」するものでもあるのだと、教えてもらったようで『独存』という銘をつけました。

テキストの全文は、「月刊愛石」に掲載したこちらのコラムをご覧ください。

《飽和》多摩川(埼玉県) / 2019
『全日本愛石協会関西展』 / 岡山後楽園 鶴鳴館(岡山) / 2019

石に銘をつけるとき、まずは決まってスケッチをする。

目の前の石をぼんやり眺めていると、自然と視えてくるものがある。それをなるべく嘘がないように、丁寧に紙へと写し出す。そのように心象風景を描いてから、形ないものに言葉を与えるようにしています。

石を眺めているうちに、「この感覚、どこかで知っている…」と思えてきたのです。

それは、自分以外のなにかと一体化するときに起こる感覚と、よく似たものでした。

一体化する相手は、時によってさまざま。植物・水・日光などの自然であったり、自分を包み込む場の空気であったり…。愛する人たちと心を通わす瞬間に起こる感覚でもあります。その時、自分と相手を隔てる境界は曖昧になり、一つに溶け合うように感じることがあります。

そのすべての時に共通することは、わたしの心が幸福感に満ちているということ。内から沸き上がるあたたかな感情が、じんわりと心の器いっぱいに広がり、飽和状態となるのです。飽和するのは心だけでなく、体までも膨らみ、あらゆるものから自由になる心地さえします。この石は、まるでそんな自分の姿のようで、《飽和》という銘をつけました。

テキストの全文は、「月刊愛石」に掲載したこちらのコラムをご覧ください。

《この先へ》高見島(香川県) / 2019
『第6回日本観賞石展』/浅草公会堂(東京)/2019

石は、自分の心を映す鏡のようだ。

石そのものの姿は変わらない。だけど、観る時々によって、思い浮かぶイメージが違ったりする。

それは、心の状態が常に変化しているからだと思う。その時の自分が幸せだと感じること、その時に抱えている悩み、その時心が一番に求めているもの…。そうした心の内にあるものが変化すると、あらゆる事象の見え方も変わってくる。

同じ石であっても、その都度“今の自分”が観ることで、異なるイメージを連想するのだろう。

家に持ち帰り、いつものようにぼんやり眺め、スケッチを描きました。

しばらく観ていると、抜けの向こう側に光を感じてきました。向こうにあるものが何なのか、ハッキリ見えるわけではない。だけど、あの明るい方に行きたいと、直感で思いました。

「ここから見える光は、この先にある未来かもしれない…。」そんな想いから、銘を《この先へ》とつけました。

テキストの全文は、「月刊愛石」に掲載したこちらのコラムをご覧ください。

石を取り入れたインスタレーションを制作しています。

《身体をなくしたモノが、ここに在るために、》

東京藝術大学 大学院 修了制作(東京)/ 2017

《身体をなくしたモノが、ここに在るために、》 2017 / W3000×H2500mm 紙・鉛筆・木炭・石 To stay here, the soul lost its body need a form 2017 / W3000×H2500mm paper , pencil , charcoal , stone

山田愛個展「接続 – はじまりの形態」/GALLERY TOMO(京都)/ 2018

同作品を全面的に加筆し、個展で発表しました。

くわしくは、ArtStickerに載せております。

こちらをご覧ください。

《明滅する すべてのモノ》

山田愛個展「明滅する すべてのモノ」 / 石フェス!2018 / アトリエ三月(大阪)/ 2018

《明滅するすべてのモノ》 2018 紙、水性クレヨン、石 All blinking things 2018 paper , wartercolor crayon , stones

くわしくは、ArtStickerに載せております。

こちらをご覧ください。

《内在するモノたちへ、》

瀬戸内国際芸術祭2019 / 高見島(香川県)/ 2019

《内在するモノたちへ、》 2019 紙、墨、木炭、高見島の石・砂利 For Something Exists Inside 2019 paper , japanese ink , charcoal , stone & gravel of Takami island

くわしくは、ArtStickerに載せております。

こちらをご覧ください。

鑑賞石専門誌「月刊愛石」で3年前からコラムを連載しています。

・愛石HP http://www.ai-seki.com/

過去のコラムは自身のHPで公開しています。

・山田愛HP https://yamadaai.com/column/

Artist

山田愛
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山田愛

美術家

1992 年、京都府生まれ。東京藝術大学大学院 美術研究科 先端藝術表現専攻修了。社寺建築や墓石を手がける京都の石材店に生まれ育つ。
制作を通して、私たちの身体や意識を超えた、本質的な次元について探究している。
石やドローイングを用いたインスタレーションを主な手法とし、根源的な地点へ誘う鑑賞体験を目指しています。

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支援募集メッセージ

ご覧いただきありがとうございます。自身の制作活動と平行して、石の活動を行っています。
制作において主要なテーマは石そのものではないが、テーマの探求のためにも石はわたしに気づきを与えてくれるものであり、石の活動を続け、制作にも石を取り入れています。この「石のドローイング」はその2つの活動の接点となる試みで継続して行っていきます。
ご支援いただいたお金は、継続して制作と発表するための資金として、大切に使わせていただきます。また、様々な土地での体感が、作品の発展に必要なため、リサーチや滞在制作での渡航費や滞在費にもさせていただきます。ご支援のほど宜しくお願いいたします。

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最終更新日
2020.02.12