ひとつに還れたなら

山田愛
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山田愛

美術家

制作年: 2022

素材・技法: 和紙, 墨, 石, 岩絵具

サイズ: 250 × 500 × 500 cm

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

2 スティッカー & 1 コメント
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ひとつに還れたなら

About the Work

制作年
2022
素材・技法
和紙, 墨, 石, 岩絵具
サイズ
250 × 500 × 500 cm
エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
スタイル
コンセプチュアル, エモーショナル

Work Details

2022年8月に香川県高松市のギャラリーMOTIFで開催した個展「ひとつに還れたなら」で発表した空間作品です。

《ひとつに還れたなら》/ H2500,W5000,D5000mm / 和紙,墨,胡粉,岩絵具,石 / 2022
個展によせたテキスト

私にとって描くことは、本来の地点へ還るための手段である。

目の前の世界では、個人間での小さな争いから、国や思想・宗教などの対立による大きな争いが、絶え間なく生まれては消えて、日々繰り返されている。そんな混沌とした時代だからこそ、外界で吹く風や、刹那的な感情の波にとらわれずに。一人ひとりが、だれもいない深海の宇宙へ眼を向ける心を持てたならば。

新作の空間作品《ひとつに還れたなら》は、そんな想いで半年の月日をかけて取り組みました。作品の観賞と共に、観る人それぞれが自身の心を内観する機会となれば幸いです。

壁面の絵は、指先が動くままに揉み紙にした和紙を何層にも重ねて形作り、さらに胡粉などをのせて描いています。

陰と陽、地と天、重力と浮力、静止と躍動、外的世界と内的世界、女性性と男性性、、あらゆる相反するエネルギーが、どちらかに傾いたり、中和するでもなく、対極でありながら同時に存在する景色。

だれもいない、真っ暗なトンネルを潜り抜けた先に掴んだ光の集積が、いつかのだれかを導く光となりますように。

何もいらないから、ここに行きたい。

その場所へは、何も持っては行けないことを知っている。あらゆるすべてを手放せたときに行ける地点。

制作をしていると、稀に行けるところがある。

この世でいう死んでいったモノたち、これから生まれてくるモノたち。

形を持たないそれらが一体となった場所。

過去から未来という一方向の時間軸ではなく、これまでとこれからが同時に存在する、さよならのいりぐち。

自分の言葉ではうまく描写できない。そこは決して私だけの場所ではないから、鮮明にその景色を描写し、必要な人に明け渡せるようになりたくて制作を続けている。

Artist

山田愛
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山田愛

美術家

1992 年、京都府生まれ。東京藝術大学大学院 美術研究科 先端藝術表現専攻修了。社寺建築や墓石を手がける京都の石材店に生まれ育つ。
制作を通して、私たちの身体や意識を超えた、本質的な次元について探究している。
石やドローイングを用いたインスタレーションを主な手法とし、根源的な地点へ誘う鑑賞体験を目指しています。

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Hot Comments

MasashiMochizuki

望月 雅志
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over 3 years ago

ふわっとここで座っていたいような。 そこから先には進みたくないような。 こんなふうに見えることもあるけど、 自分には無関係のようにも感じる、 不思議な空間でした。

最終更新日
2022.08.22