
About the Work
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 彫刻
- スタイル
- その他
Work Details
2011-/ 磁器 /金 /プラチナ
現代のモノは工程の効率化により、摩擦のない作りやすい形状が一般化している。消費者の価値観もそれに沿ったモダン・ミニマルが一般化し、ペイントやカラーリング技術の発達により、製品の装飾は交換可能なバリエーションとして意味を剥奪された。「頬鎧」は元来が身を守る防具ではあるが、戦国という時代、武将という特異な使い手を背景に、戦う相手を威嚇するための目的から、場合によっては過剰とも言える装飾性を持ち、形状に込められた意味合い、フォルムへのこだわり、なにより圧倒的な個性を追求したモノといえる。また、盃という機能については酒宴は古くから儀礼・交流の場としての意味合いが強く、酒類と酒器はそこで発展した。現代、飲み会は個別化と飲酒離れといった希薄化がすすんでいる。古来よりの酒宴の席は、神聖な儀礼や政事における意思決定をも含み、さらには無礼講といった立場を超える祝祭の場として人の度量や心意気を見る場でもあった。その密度を恢復し、突出した個を持つ酒器によって酒宴=コミュニケーションを盛り上げる端緒としたい。 当時、武家の教養として発展した日本の総合芸術、茶の湯。その系譜を汲んだ懐石の器として発展した酒器。茶の湯と戦国武将と工芸、特に焼物との密接な繋がりから必然的に導いた頬鎧のフォルムをした磁器盃という関係性を特筆しておきたい。





































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