
About the Work
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 書道
- スタイル
- 日本画・和
Work Details
「第九回 天作会 ~井上有一に捧ぐ書の解放展」出品作品
出展作品タイトル「COSMYTH」
制作年 2019年
素材 ロール和紙にボンド墨、タオル殴り書き
表装形態 パイプ吊り表装
サイズ 1600mm×3000mm
作品について
本シリーズ「COSMYTH」はCOSMETIC(化粧)とMYTH(神話、または大ボラ話の揶揄)からなる造語。持たざる者=プアメンは、住まいの付近に出没する野生の動物たちを見て、本来的な生き物の在り方にインスピレーションを得る。そして自らに尖り模様を塗り、自らの中に眠っていた何かが目覚める。
このシリーズを通して僕はいろんなことに気づいた。最も重要なことは「芸術は愚者のためにこそ光れ。」ということだ。世の中のあらゆるシステムが変わり、それを支えているテクノロジーはどんどん進化していてアートもそれに呼応するような動きが目立つようになってきた。でも僕が思うは、今本当に必要なのはそうじゃなくて、もう一回芸術の本当のはじまりをやらなきゃ見せなきゃいけないときに来たんじゃないかということ。それは遠い昔のはじまりの芸術に帰って何かを得て、彼らに呼応しながら、その先に彼らとも違う何かに到達することなのだと思う。
僕はそれを紙と墨という一番簡素な素材だけでやってのけたい。なぜなら素材や手法が簡素であることはごまかしが効かないし、そこで勝負するというところに芸術の一番コアなところが有ると思うから。そんな気持ちでいる。
―――
今回天作会に出したものは、発語と応答をテーマにしていて、「COSMYTH!!」とプアメンが叫ぶと野生の牙や爪の尖が集まってきて大ボラのケモノが出現したという作品。尖が重なり合い身体を作り表音文字のアルファベットはケモノの眼や耳となり意識・精神が宿る。
そんなことは現実には起こりえないことなのかもしれない。この一連のものは自分の日常と空想が混じり合って噴き出したもので、バカみたいな真面目な話のような、ウソみたいなホントのような話で、いかがわしいものだけど、作品というのはそういう自己の真実を燃料にして、どうにか現実のどんなに細かい網の目をもすり抜けてあるべきものだと僕は思う。
ここ最近ニュースを賑わせているイノシシもまたそんなことを思いながら走り回っていることだろう。
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以下、シリーズを作る中で書き留めたテキスト。
ずーっとむかし、30000ねんくらい、むかし、洞窟の中に、絵や、文字の始まりを描いていた。
あるとき、その洞窟のかべが、ひっくり返って、飛び出してきた。
世界中が、野生動物の牙やツノの尖りだらけになった。
僕はPOORMEN(プアメン)。
意味は「持ってないやつ」ってこと。
自分のことであり、だれか。
プアメンは「COSMYTH!」と叫んだ。
すると無数の尖りが集まり、大ボラのけものが現れた。
けものたちは、にんげんが作り出す、限界や常識や、を知らない。
ときどき悪さをするけど、ときどき大事なことを教えてくれる。
プアメンは、自分自身にけものたちの、つのや、キバを書くことにした。
すると、心の中に眠っていた、何かが動き出した。
自分の中に眠っていた、本当のちから、本当の可能性。
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COSMYTH is COSMETIC MYTHOLOGY
「芸術は愚者のためにこそ光れ。」
©Lintalow Hashiguchi 2019
https://linexplosionbymyself.wordpress.com/2019/12/04/第九回-天作会展/
Artist
書家/WLIGHTE
1985年 長崎県生まれ。2004年 福岡教育大学書道課程に入学。10代の頃PUNKに出会い、創作活動の原点となる。伝統的な書を学ぶも、60年代の前衛芸術、特に井上有一の「書は万人の芸術」という考えに触発され「日常を生きる為のエネルギー」として書を展開。日々生活の中で閃くインスピレーションを断片的な言葉によってノートに書き付け、それらが反応を起こす中で造語や造字の塊のような形を成していく。「もじだま」とでもいうべき、融合・分離・変化する「WORD MUTANT」と呼ばれるそれらは、毛筆代わりのタオルによって大判の紙の上で縦横無尽に遊んでいる。 2006年グループ「mono=strike=coup de tat」を結成し、中核的メンバーとして生身と文字を直結させる自爆的なパフォーマンスを繰り返す。後に解散。 2008年 初個展『情熱ハ死ナズ』@福岡 IAF shop* 2009年 福岡教育大学 教育学部中等教育教員養成課程 書道専攻コース卒業 2010年 生島国宜との2人展『それまでだ。』@福岡 天神パークサイドギャラリー(ナンガーランド名義) 2015年 『第7回 天作会展(井上有一に捧ぐ「書の解放」展)』に選出 @東京 三鷹市芸術文化センター 2016年 『Calligraffiti Asia in Japan』@東京 THE blank GALLERY 2017年 『書の未来展』@東京 伊藤忠青山アートスクエア 『Calligraffiti Asia Vol.2 The Juxtaposition』アジア3都市での連動企画 『第8回 天作会展(井上有一に捧ぐ「書の解放」展)』に選出 @東京 三鷹市芸術文化センター 書籍『ミライショドウ』山本尚志 編/ 発行者 佐藤辰美/ 発売元 YKG Publishing 2018年 「GOGGLES GAZE GARBAGE GARBAGE!!」@IAF shop*, FUKUOKA 『ART SHODO TOKYO SPRING 2018』に選出 @東京 三鷹市芸術文化センター 『ART SHODO TOKYO AUTUMN 2018』に選出 @東京 三鷹市芸術文化センター 「POORMEN SWIMMIN ANYWHERE,MEI SOUND SYSTEM PLAY ROARING」@IAF shop*, FUKUOKA 2019年 「現代の書 ARTSHODO 三人軌跡」 @Gallery NAO MASAKI, 名古屋 Art Fair Tokyo 2019出展 「LUMINE meets ART AWARD 2018-2019」グランプリ受賞 シェル美術賞入選 2020年 「WLIGHTERS DESCENDENTS/COSMYTH」@アトリエ2001、神戸 「ARTISTS' FAIR KYOTO 2020」選出
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ご覧いただき有難うございます。今回の作品は2019年12月4から8日開催の、井上有一をリスペクトし、新しい時代の表現を探究するジャンルや国籍を超えたアーティストが集う展覧会「第九回 天作会展」に出品しています。