海にいるのは、
制作年: 2025
素材・技法: ミクストメディア, アクリル, プラスチック
サイズ: 14.5 × 17.5 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:あり

About the Work
- 制作年
- 2025
- 素材・技法
- ミクストメディア, アクリル, プラスチック
- サイズ
- 14.5 × 17.5 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- あり
- 額装
- あり
- 作品証明書
- あり
- 作品の販売元
- 曽根絵里子
- 発送元地域
- 埼玉県
- 発送までの日数
- 5月21〜27日に開催される展覧会終了後の発送になります。
- カテゴリー
- 彫刻
Work Details
テラコッタ製のレリーフ、「海にいるのは、あれは、浪ばかり。」のためのマケットとドローイングを額装し、ひとつのレリーフに仕上げました。
「いる」と「いない」の狭間の透明なカモメです。
立体部分はレジン製で、ドローイングは角度によって色味の変わるイリデッセンスと言う絵の具を使用して描いた海です。額は大型作品の額装時に出る端材を用いたもので、誰かの大切なものになるはずだった素材で作品になるはずだったイメージを額装することで、未完のままの美しさも受け入れたいと言う思いを表しています。
中原中也の「北の海」という詩が好きです。
海にいるのは人魚ではなく波ばかりという内容なのですが、そんな言葉を受け取ることで人魚にいて欲しい自分に気付かされ、むしろファンタジックな気持ちになったことを強く覚えています。
この詩に寄せて制作した「海にいるのは、あれは、浪ばかり。」というテラコッタ作品にはこっそり人魚の尾鰭を描き入れました。
北の海
海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。
曇つた北海の空の下、
浪はところどころ歯をむいて、
空を呪(のろ)つてゐるのです。
いつはてるとも知れない呪。
海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。
(中原中也 『北の海』)
How to Buy
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Artist
彫刻家
1982 宮城県仙台市生まれ
2005 東京藝術大学美術学部彫刻科卒業
2007 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了
現 在 彫刻家、玩具原型師
子供の頃、閉じられた本の中で起きていることを空想しました。
物語のその後
/ 書庫の隅で拾った焦燥
形のないもやりとしたものは今も私とともにあり、ときに小さな灯や、しなやかな鞄、頑丈な靴となって、現実と向き合い理解するための少しの強さをくれるのです。
テラコッタとは素焼きの土のことで、陶器と呼ぶには不完全な状態です。
柔く暖かく乾いたその在り様は風化してゆく空想ととてもよく似ています。
私にとって制作は、思い出せない記憶を手繰り寄せるようなこと。いつかの心象風景に現在を重ね輪郭を与える作業です。
2026 曽根絵里子










型取りをしない直作りの技法で一点もののテラコッタ作品を制作しています。近年立体のためのドローイングを紹介が作品として仕上げることで、自分の中での彫刻世界を補完する試みを行っています。どちらもご高覧いただけたら幸いです。