iron-oxide painting “M.C./T****64”
制作年: 2019
サイズ: 45.5 × 38 × 2.5 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2019
- サイズ
- 45.5 × 38 × 2.5 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- 作品の販売元
- TEZUKAYAMA GALLERY
- 発送元地域
- 未設定
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- ポートレート
Work Details
iron-oxide painting series
今作は、キャンバスや絵画用メデューム等、普遍的な画材を使用しているが、適切な粒度の酸化鉄をメデュームに添加したものでレリーフ状に図を描き出し、二色の酸化鉄顔料を噴霧し、凹凸差で調子を付けることによって、マンホールのような鋳鉄の質感を再現している。見た目は重量感たっぷりの錆で荒れた鉄そのものであるが、純然たる絵画である。いわば「鉄に擬態した絵画」とでも言おうか。鑑賞者の視覚的認知能力や価値観を混迷させるのが狙いであり、「物質と絵画」という普遍的なテーマを強く意識している。
また、私は現代社会に存在する”境界”に対して強い関心があり近年作品を作ってきた。例えば鉄格子そのものを制作しその中に任意のものや人を閉じ込め、鉄格子という鉄製の境界の外から中を、或いは中から外を観た時、価値観は如何に変容するか?といった具合である。
そこで今作は絵画というフォーマットの中に肖像を閉じ込める事とした。今回の対象は実際に逮捕されたであろう犯罪者や元犯罪者(冤罪の可能性有り)である。とある自治体では、彼等は逮捕時に写真を撮られ、それがインターネットに晒されている。一線を越えてしまった彼等の顔は、時にシリアスで、時にユーモラスであり、様々な心情を妖しく複雑に映し出している。個人的にではあるが不謹慎覚悟で言うと「おもしろい」顔をしているのだ。それを作品の要素に組み込む事で絵画として自立出来るのではないか?という目論見である。荒いドットで匿名性を守りつつも、重厚で妖しい危険な雰囲気を纏った絵画となったのではなかろうか。
最後に念の為に付け加えておくが、私は犯罪に対しては礼讃や悪罵と言った意思は毛頭無い。あくまで境界として捉え、それを自由に横断し、観察する”眼”でありたい。
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鉄の美術家です。 鉄という素材を軸に、現代社会に様々にある”境界”を探ることを目的として彫刻、絵画を中心に作品を制作しています。 1981年 東京生まれ 2006年 多摩美術大学大学院修了 現在 東京都在住 私の作品は鉄という素材を足がかりに社会に様々に存在する境界を探ることが目的である。 近年は実際に犯罪歴のあるの人物や兵器を3Dスキャンし複雑な鉄線の羅列に置き換え、鉄の堅牢で強固な物質性と映像的でヴァーチャルな干渉縞効果の相反する要素を併せ持つ、残像の如く揺らめく鉄の彫刻であるanonymousシリーズ、 適切な粒度に砕いた酸化鉄をメディウムに添加した独自の画材を用いてレリーフ状にモチーフを描き出し、鉄そのものと見間違えるような赤錆の質感や重厚感を得た、鉄に擬態した絵画であるiron oxide paintingシリーズを中心に制作。 国内外で個展、グループ展、アートフェアにて作品を発表。
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