iron-oxide painting “M.S./S****30”
制作年: 2020
素材・技法: 鉄, 黒鉛・グラファイト, アクリル, キャンバス
サイズ: 45.5 × 38 × 2.5 cm
エディション: 1点物、ユニーク
サイン:未設定

About the Work
- 制作年
- 2020
- 素材・技法
- 鉄, 黒鉛・グラファイト, アクリル, キャンバス
- サイズ
- 45.5 × 38 × 2.5 cm
- エディション
- 1点物、ユニーク
- サイン
- 未設定
- 額装
- なし
- 作品証明書
- 未設定
- 作品の販売元
- TEZUKAYAMA GALLERY
- 発送元地域
- 未設定
- 発送までの日数
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
- スタイル
- ポートレート
Work Details
行っております。4才の息子がいて保育園を6月末迄自粛しなければならず、スタジオに通えません。鉄の立体はスタジオでしか制作できないので自宅で出来る絵画作品を鋭意制作しております。
4才の息子の成長が著しいです。それを側で感じる事が出来るのはとても感慨深く嬉しくて思っております。制作のお邪魔をされたりと大変ですが家族でわいわい賑やかに過ごせるのはやっぱり楽しいです。
コロナ禍ではスタジオの制限と保育園自粛があり立体を制作する事が難しくなりました。ならばと自身の絵画作品の研究、強化を自宅にて粛々と努める事としました。そして度重なるトライアンドエラーを経てステイホーム中にようやく形にすることができました。『STAY HOME,YOUR HOME』展もモチベーションとなり、新作を発表出来るのがとても嬉しいです。
今作は、今までドットで表現してきた私の絵画作品シリーズをストライプの線の強弱によって捉え直した最新作です。今までの作品の特性、コンセプトはそのままに、鉄の彫刻である”anonymous series”との親和性を目指し、総合的な視覚表現の底上げを追求しています。
適切な粘度と盛り具合を探り、アクリルメディウムを調合する。
油差しに充填し、垂らして描画していく。
酸化鉄を自作の鉄臼で挽いて適切な粒度の酸化鉄粉を作る。
適切に調合した絵の具に酸化鉄粉を添加し、その絵の具で絵を塗り潰す。
水に溶いた酸化鉄顔料(ベンガラ赤、黄)を交互に噴霧し、擦ったり拭き取ったり噴霧したりを繰り返す。赤く錆びた鉄の質感と、図像の視認性を両立するべく追求していく。
納得出来るところで完成。
iron-oxide painting series
今作は、キャンバスや絵画用メデューム等、普遍的な画材を使用しているが、適切な粒度の酸化鉄をメデュームに添加したものでレリーフ状に図を描き出し、二色の酸化鉄顔料を噴霧し、凹凸差で調子を付けることによって、マンホールのような鋳鉄の質感を再現している。見た目は重量感たっぷりの錆で荒れた鉄そのものであるが、純然たる絵画である。いわば「鉄に擬態した絵画」とでも言おうか。鑑賞者の視覚的認知能力や価値観を混迷させるのが狙いであり、「物質と絵画」という普遍的なテーマを強く意識している。
また、私は現代社会に存在する”境界”に対して強い関心があり近年作品を作ってきた。例えば鉄格子そのものを制作しその中に任意のものや人を閉じ込め、鉄格子という鉄製の境界の外から中を、或いは中から外を観た時、価値観は如何に変容するか?といった具合である。
そこで今作は絵画というフォーマットの中に肖像を閉じ込める事とした。今回の対象は実際に逮捕されたであろう犯罪者や元犯罪者(冤罪の可能性有り)である。とある自治体では、彼等は逮捕時に写真を撮られ、それがインターネットに晒されている。一線を越えてしまった彼等の顔は、時にシリアスで、時にユーモラスであり、様々な心情を妖しく複雑に映し出している。個人的にではあるが不謹慎覚悟で言うと「おもしろい」顔をしているのだ。それを作品の要素に組み込む事で絵画として自立出来るのではないか?という目論見である。荒いドットで匿名性を守りつつも、重厚で妖しい危険な雰囲気を纏った絵画となったのではなかろうか。
最後に念の為に付け加えておくが、私は犯罪に対しては礼讃や悪罵と言った意思は毛頭無い。あくまで境界として捉え、それを自由に横断し、観察する”眼”でありたい。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 企画展「STAY HOME, YOUR HOME」2020.05.22 - 06.21
How to Buy
この作品は購入が可能です。
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Artist
アーティスト
所属ギャラリー
鉄の美術家です。
鉄という素材を軸に、現代社会に様々にある”境界”を探ることを目的として彫刻、絵画を中心に作品を制作しています。
1981年 東京生まれ
2006年 多摩美術大学大学院修了
現在 東京都在住

































ご支援いただいたお金は次作の制作費に全額充てさせていただきますのでご期待ください。
継続的にご高覧いただけましたら幸いです。よろしくお願い致します。