stool SIZE

エディション: 1点物、ユニーク

サイン:未設定

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stool SIZE

About the Work

エディション
1点物、ユニーク
サイン
未設定
額装
なし
作品証明書
未設定
カテゴリー
工芸・陶芸
スタイル
その他
ハッシュタグ

Work Details

はじめに

何気なく生活をしていると忘れ去られていることが多々あります。

この世界に生まれたばかりの頃はきちんと感じ取っていたであろう感覚的なことや驚き、日常に潜む些細な美しさたちです。小さな頃に感じた記憶を少しだけ抽出して思い出し、掘り下げる。そしてもう一度体験してみる。そうすることで忘れ去られていた些細な美しさの片鱗が顔を出し、日常に気づきをもたらしてくれます。そんな体験をしている時、わたしは斯くも世界は美しいのかと思い知らされます。偶然的に、あるいは必然的に些細な発見をする。そうすることでできるアウトプットには無限の可能性が潜んでいると私は信じています。

発想の種と芽

今回提案するsizeは折り紙を折って遊んでいるときに発見したヘンテコな形に着想を得ました。その時に私は紙を折るだけでこんな形ができるのかと折り紙の面白さを再確認しました。それと同時にその形がだんだんとスツールに見えてきました。小さい頃によく体験した見立て遊びのような感じです。

目の前にある折り紙を見て「座れそう」と、そう思ったのです。目の前にあるものをスケールを変えて違うものに見立てる、すごい子供ならではの感覚ですが、それが気づきの第一歩だと思いました。私は今回そんな感覚を大事に制作を続けました。

子供の頃であれば見立て遊びで終わっていたその感覚を信じ、実際に一枚の平面からスツールを作ってしまおうと思いました。はじめ見つけた形はスツールにするには随分と要素が多く、紙の張りでできる曲線や折りの美しさには程遠いものでした。そこから何百もの試作を作りながら、要素を削り紙の魅力を引き出して行きました。

「座れそう」「いやこれじゃあまだ座れないよ」といった感じで自問自答しながら形を、展開図を作っていきました。

アイデアを実現するために

形ができてからは実寸大で本当に座れるのか実験を繰り返しながら微調整や工夫を続けました。

線の長さは?角度は?大きさは?座面の角度は?

そうやってまた自問自答を繰り返し、約7ヶ月程かけて紙に人一人を座らせられる強度を出すのに成功しました。

最終的な展開図は非常に単調なものになりました。初めからこの形からスツールができるとは想像もつかなかったであろう、試行錯誤の末に生まれた故のシンプルさです。

名前の由来

本作はsizeという名前にしました。由来はふたつあります。

ひとつ目は最終的なスツールの展開図がデザインの図面で用いられる寸法線のように見えたことです。シンプルな折りの展開を一つ加えることでスツールになることがこの提案の一番の魅力であるためそこから取りました。

ふたつ目は、紙を折るときに出てくる大きさの変化というポイントです。折り紙でできる形は元の展開よりも一回り小さくなって立体化します。逆に言うと、折りだけによって出来上がった立体物から元の展開した平面の大きさや展開図は一見想像がつきません。そんな、紙を折ることによって現れる紙の大きさの変化の面白さを名前に組み込みました。

最後に

初め折り紙で遊んでいなければ気づけていなかったであろう紙の面白さや強度。

社会に新たな視点を残せることを期待して、これからも制作を続けて行きたいです。

Exhibition Information

過去の展示
#ArtStickerで卒制展
2020.03.04 - 03.31

Artist

藤原 光平
✔︎

藤原 光平

designer/artdirector

SEINIKAKU DESIGN 代表
デザインの領域を垣根なく横断しています。

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支援募集メッセージ

ご支援いただいた資金は、今後の自主制作活動の製作費に大切に使わせていただきます。
また、今年からフリーランスとして活動するのでその運用費として使う場合もあります。
サポートよろしくお願いいたします...!

この作品にスティッカーを送って アーティストの支援ができます。(¥160〜)

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Comments & Stickers

Hot Comments

MasashiMochizuki

望月 雅志
Red Stickerを送りました。

about 6 years ago

昔から何故か、椅子を良く壊す私ですが、 座ってみたい、、

hidekick

川崎英樹
Blue Stickerを送りました。

about 6 years ago

ありそうで今までなかった感じで、とても楽しい作品だと思いました。 作品のコメントも印象深かったです。

Ouma

Ouma(オーマ)
Blue Stickerを送りました。

about 6 years ago

そこらへんに置かれていた紙が、たまたまクシャリとしてでき上ったような作品。 がんばって立ってそうなか弱い存在に見えるのに、座れるのか!というのが驚きです。座れるということは、人の体重を支えられるほどのパワーがあるということ。 自分が実際に座るとしたら、この存在のことをとても気遣い、無理をかけないように座ると思うのです。ただの「物」と対峙する時には、私は私のことしか考えません。でもこのか弱さが、この存在を単なる「物」ではなく、意志をもった存在のように訴えかけてきます。 建築の最小単位は「椅子」だという話を読んだことがありました。 この存在は人と物との関係性を全身で伝えてくれるようです。 上に座ってもいいんだよと言ってくれても、上ではなく隣に寄り添うように座ってみたくなります。

最終更新日
2020.03.05