銀河スープ -galactic soup-

制作年: 2024

素材・技法: デジタルプリント, デジタル

サイズ: 58 × 116 cm

エディション: 未設定

サイン:未設定

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銀河スープ -galactic soup-

About the Work

制作年
2024
素材・技法
デジタルプリント, デジタル
サイズ
58 × 116 cm
エディション
未設定
サイン
未設定
額装
未設定
作品証明書
未設定
スタイル
デジタル, 幾何学, ミニマリズム, エネルギッシュ, 哲学・ヴァニタス, プリミティヴィズム

Work Details

作品のコンセプト・制作意図

宇宙の海の "冷たさ" を色合いとして,"ダイナミクスさ" を波のうねりとして表現しました.細かく見える凹凸と,大きく見える凹凸はフラクタル(自己相似)として繋がっています.中心からはエネルギーがどんどん溢れ,周りに銀河を撒き散らしています.宇宙中心の無機質なカラーは,ばら撒かれた先では様々な出来事としてカラフルに光り輝いています.

フラクタルはミクロとマクロの世界をつなぐ架け橋.木,雪の結晶,海岸線の入り組んだ形状,血管の模様,そして銀河構造など,自然界に遍在するフラクタル構造は,シンプルな法則が繰り返し適用されることで生まれる非線形の複雑性を示します.

”銀河スープ” は "270文字" という凝縮したコーディングの出力であり,コードを作中に埋め込んでいます.極限まで最小化されたコードが,無限に続く精緻なパターンを生み出す過程は,創造性と論理性の融合を体現しています.ヒトの創意工夫と数学的な美しさが調和することで,魅力的な表現が生まれては消えてきます.

展示風景

この作品で表現したかったこと

エネルギーの明るさと暗さ

制作手法や使用している道具

本作品はプログラムが出力する数学的プログラミングアートであり,ジェネラティブアートです.

AIやイラスト系のソフトウェアを全く使用せず,フォーワードで計算しています.計算はシェーダ言語GLSL (OpenGL Shading Language)を使用しており,オンラインエディター(twigl:https://twigl.app/)で動作します.

銀河の模様は「波動ノイズ」の計算結果であり,非整数ブラウン運動(fBm)を用いてレイマーチングしたものです.具体的には,"for(e=--p.y;s<5e2;s+=s)e+=dot(sin(p.xzy*s+.2),.1+cos(p.zyx*s))/s*.3"にて三角関数の内積ベクトルからのノイズをforループで重ね合わせており,”q.zy--;i++<110”の部分でレンダリングを行っています.

制作にかかった時間

3ヶ月

制作場所(アトリエ)について

自室

作品やタイトルに込めた想い

スープストックトーキョーの遠山正道さんと交わした会話の中で「soup」という響きが心に残った.厳密に言えば,それは意味を持つ単語というより,「す〜ぷ」に近い言語的な音の波として耳に刻まれた.「す〜」という伸びやかな音は、自然の流れを思わせ、続く「ぷ」は創造が弾けるような鋭い一瞬を感じるようなイメージ.

言葉としての定義を超えた非言語的余韻が,僕の中で反響した.

僕は日頃から宇宙の広がりやそのエネルギーを感じているようで,その瞬間に不思議な感覚が生まれた.宇宙とスープが溶け合うような感情.飲み物という枠を超えた概念的な「スープ」.

Artist

Yohei Nishitsuji / 西辻 陽平
✔︎

- 波動フラクタルアート
- 最小コーディングの世界描写によるシミュレーション仮説
- 菌と宇宙 | 無限 | あなたと私は入れ子
- 大賞 / アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA (2022)
- JACK James審査員特別賞 / アートオリンピア (2024)
- Code Graphics 5位 / SESSIONS (2024)
- 優秀賞 / アジアデジタルアート大賞展FUKUOKA (2024)
- 平泉千枝賞 / SHIBUYA AWARDS (2025)
- ジェネラティブアートアワード ・ Un Doなどで入賞
- ニューヨーク公募展 ・ ニューアートZERO展などで入選

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最終更新日
2025.03.18