Record #3

Year: 2019

Material/Technique: Photograph

Size: 13.9×9

Edition: Unique

Signed:Not Set

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Record #3

About the Work

Year
2019
Material/Technique
Photograph
Size
13.9×9
Edition
Unique
Signed
Not Set
Credits
© ADACHI ATSUSHI All rights reserved
Frame
Not Included
Work Certificate
Not Set
Category
Photograph
Style
Society / Politics / History

Work Details

素材・技法: 写真(レーザー加工)

制作年:2019

この”Record”シリーズは、本物の写真を使用しています。

なぜ本物の写真なのか、それは現代のデジタルと違い、印画紙に現像された写真が主な記憶の保存媒体だった時代の遺品でもあるからです。

その写真の表面、縁が文字によってボロボロになっているのは、その記憶の劣化により朽ちて、崩れていっている姿を表現しています。

そして、文字自体も、一見意味不明な文字列ですが、文章的記憶も、時間がたつことにより腐敗(文字化け)し、視覚的に認識が難しくなっていきます。

また、写真に写っている人物の顔を文字で消しているのは、先に述べた「記憶の劣化」「視覚的情報の腐敗」により、写真内に存在した「個人」という記憶も失い、そのあとに存在するのは「記憶の痕跡」になります。

この文字の朽ち表現はレーザー彫刻・カットを使用しています。

レーザーにより、実際に表面を焼き切ったり、彫刻することも、記憶を朽ちさせる表現に相応しいと考えています。

Artist

足立篤史
✔︎

足立篤史

アーティスト

主に新聞や雑誌など、「活字」を媒体に”記憶を記録する”をコンセプトに制作している。 この世に存在する物には、その”モノ”が存在した時代、歴史、そして人々の記憶が刻まれていると考え、その記憶を当時の資料をもとに今まで形がなかったものを”実体化”することにより、目に見えないものとして存在していただけの記憶を”記録”として残している。 私は、幼いころから海上自衛隊や米軍基地の基地開放に訪れ、模型づくりに親しんできました。海底に沈んだ戦艦、標本のように並べられたミニチュアの戦闘機、文字が焼きつき古ぼけた写真。私の生み出す歴史の遺物は古い新聞記事で覆われて、無機物でありながらもどこか温かみを感じさせます。東京造形大学美術学科彫刻専攻の時代から一貫して、「記憶を記録すること」をコンセプトに制作を行っており、模型の表面に当時の資料を重ねることによって、「無機物に宿る記憶」を表現しようと試みています。 1988年横須賀市生まれ。2014年東京造形大学美術学科彫刻専攻卒業、東京造形大学卒業研究・卒業制作展「ZOKEI賞」受賞。主な展示に、個展「記憶-Kioku- 」(ニューヨーク、2014)、「第18回岡本太郎 現代芸術賞」(川崎、2015)、「都美セレクショングループ展 「紙神」」(東京、2016)、「TOKYO ILLUSION」(台中、2018)、「Emerging Tokyo 」(ニューヨーク、2019)、「Tanagokoro」(ロサンゼルス、2022)、「BankART U35 “REMEMBER”」(横浜、2022)、第26回岡本太郎 現代芸術賞、「特別賞」受賞」(川崎、2023)等。

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Last updated date
05.09.2020