傳法谷 珠子
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傳法谷 珠子

Artist

1995年生まれ。2019年武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業。現代の記録や生命のあり方をテーマに、社会をより生きやすく、楽しめるような発明・提案として作品を制作。体毛や食べかけの食べ物など、日常の選択や価値観に着目し、写真や人物のドローイングなど多彩な表現を展開している。近年は電子工作にも関心を寄せている。主な活動として、「SICF22 EXHIBITION部門受賞者展」(スパイラル、東京、2022)や「independent台北」(台北松山文創園区、台湾、2017)などがある。

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作品

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プロフィール

バイオグラフィー

1995年生まれ。6歳のときに母を亡くし、その後5年半を台湾で過ごす。死が身近にあった幼少期の経験が制作に影響を与えている。

東京へ帰国後、東京都立工芸高等学校アートクラフト科を卒業し、武蔵野美術大学造形学部彫刻学科に進学。卒業後は5年間北海道に住み、豊かな自然に触れる経験が生命に対する捉え方をより深く磨く。


ー 作品のテーマ

・現代の記録
・生命のあり方
・社会を生きやすくする発明


ー 主な作品紹介

●「令和写真機土器」
未来の人々が現代を楽しみながら知るための学びの装置、手紙である。電子部品と写真を土器に封じ込めることで、私たちの時代の姿を記録し未来へ届けることができる。縄文時代の循環的な生活様式から学ぶように、未来の人々がこの土器を通じて私たちの時代を学び、未来に活かされることを願っている。

●体毛の作品
「体毛はあってもなくてもいい」という選択の自由を示すもの。体毛、雨、湿地の草木を等質な線で描き、絵画やドローイング、写真機土器にも体毛の表現を取り入れている。体毛は本来、人間に備わったものであり、それを「ある/ない」のどちらでもよいとすることで、ストレスや環境への負荷の軽減につながると考えている。醜いとされる価値観が膨れ上がり、美しさを見落としてはいないか。人が自由に選択できる社会になれば、無駄な処理に悩む時間も減り、人生をより有効に使える。敏感肌の人は肌荒れに悩まなくてもいい。剃ることを否定するのではなく、「剃らなくてもよい」選択肢を社会に浸透させたいという意図がある。

●食べかけの食物
食べかけの食物を撮影するのは、あえてその痕跡を深く見つめるため。食べかけの食物には「生きるための営みの痕跡」が生々しく刻まれており、それを直視すると、食事という欲望や人間の消費活動の欲深さが見えてくる。

●ゴミを用いた作品
捨てられたものを単なるゴミとしてではなく、当時の生活様式を知る資料として機能させる。令和写真機土器と同じ意図で、過去の遺物から私たちが学ぶように、未来の人々が私たちの生活様式が環境に与えた影響を考察する手がかりとなることを目指している。

●写真
光や木々、植物、身近な食べ物などを日常的に写真に収めている。普段は見過ごされがちなもの、写真の被写体になりにくいものに惹かれてきた。食べかけの食物や、小さな昆虫、散らばる葉、木々の影や光の揺らぎ、日常的な生活にある小さな出来事を欲深く収集している。

●人物のドローイング
心や存在の気配を最小限の線で描き、人間の「本質的な部分」を捉えることを意識している。


ー 最近の取り組み

電子工作を取り入れ、デジタルとアナログの融合による新たな表現を模索している。

経歴

2014
小平アートサイト2014(小平市立中央公園/東京)
2015
小平アートサイト2015(鷹の台公園/東京)
ハタチ ノ カタチ(LUSH LIFE daikanyama/東京)
2017
independent台北 張國權賞受賞(台北松山文創園区/台湾)
2021
SICF22 田中みゆき賞受賞(スパイラル/東京)
2022
SICF22 EXHIBITION部門 受賞者展」(スパイラル、東京)

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