2023年度の修了制作作品として制作し、2024年4月に「TOKAS-Emerging 2024」での個展でも発表した銅版画作品です。
うさぎを取り囲む世界を6枚の銅版で表現し、それを立方体の展開図の配置で印刷しています。そのため立方体の展開図の種類と同数の11種類を1セットとし、印刷した3セットのうち額装している1セット(11シート)を販売いたします。
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2022年に脊椎側弯症の手術をした私の体には背骨にそって約40cmの手術創が残っています。術後はその傷跡が膿んだりしていないか、背中にぶつかりそうなものはないかなど、後ろが気になる日々を過ごしていました。そんな中、うさぎは視野が360度あるらしいと知りました。うさぎといえば、術前に通りかかった白兎神社が現代医療発祥の地とのことでお参りし、お守りを入院先に持って行っていたのです! それらの出来事が自分の中で繋がっていくにつれ、うさぎという存在に羨望・エンパシー・運命的なものを感じ始めたのでした。
私はこれまで、漫画をはじめとする様々なメディアを用いて、自分と異なる身体を持つ者が見ている世界について思索してきました。それは、中学生の時に脊椎側弯症と診断され、自身の身体に異形性を感じてきたことに由来するのだと思います。胃液の分泌を自分の意思で制御できないように、知らず知らずの内に脊椎の形が変形したことは、私に身体と意識は決して渾然一体ではないことを強く印象付けたのでした。そして身体を離脱可能な「からだ」と考え、自分と異なる身体を想像することへの興味へつながったのです。
ユクスキュル『生物から見た世界』の、クリサートによる様々な動物が見ている世界の図版はどれも人間が想像しやすいようヒューマナイズされています。私は彼らのように他者が知覚する世界への関心に近づきながらも、クリサートの図版のように他者の見る世界そのものを提示する方法とは異なるアプローチを考えています。つまり他者の知覚の仕方をいかに想像させるかという「触媒」としての機能について検討していきたいのです。今回は銅版画を用いて、「うさぎが知覚する世界はいかに想像可能か」について思索しました。
奥野智萌
アーティスト
1998年 京都府出身
2021年 東京藝術大学美術学部先端芸術表現科卒業
2024年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修士課程修了
現在、東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現領域博士後期課程在学中
指点字通訳者(2020年2月〜)
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作品
奥野智萌 的作品在ArtSticker上出售。提供 奥野智萌作品的信息,包括作品的价格、尺寸、材料和概念,以及艺术家的信息,包括个展和简历。
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简历
简介
私は普段、目と耳両方に障害を持つ盲ろう者の通訳介助者として働いています。創作活動においては学部生の頃から生物の身体の異形性への興味を主軸にしています。異なる知覚や身体が体験する世界への関心が私の基底にあるのです。私の作品のキーワードにもなる、「モチーフのデフォルメ」「通訳(interpret)」はそうした世界への関心を具体化していくための手段でもあり、その手段を用いて、漫画、銅版画、立体、写真などの様々な表現メディアでアウトプットをしています。
履历
- 2024
- 「新身訓練: I want to see my back.」、トーキョーアーツアンドスペース本郷、東京
- 「アートアワードトーキョー丸の内」、行幸地下ギャラリー、東京
- 2023
- 「新しい嘘」、アート/空家 二人、東京
- 「科学と芸術の丘2023」、肉とイタリアンの店 porta verde、千葉
- 「NITO15 家にある宇宙」、アート/空家 二人、東京




