



About the Work
- 制作年
- 2023
- 素材・技法
- アクリル, キャンバス
- サイズ
- 26 × 30 × 2 cm
- エディション
- 未設定
- サイン
- 未設定
- 額装
- 未設定
- 作品証明書
- 未設定
- カテゴリー
- 絵画
Work Details
Toon Demonは、鬼を畏怖するものとして扱わず、日常に溶け込む普遍的な存在として描いている。互いを理解し、多様性を認め合う重要性を伝える一端として、弓指の幼少期から現在に至る記憶や経験から創造したアイコンである。Toon Demonとは、漫画(cartoon)と、鬼(Demon)を組み合わせた造語だ。日本では古来より、鬼にまつわる伝承や文献が数多く残されている。その歴史は、今からおよそ1200年前の平安時代まで遡る。科学が発展していない時代において、 疫病や災害などの”見えない恐怖” に対し、打ち勝とうとした人々によって、具象化して描かれたものが「鬼」の始まりと考えられている。一般的には、鬼=悪として認識されているが、鬼の伝説の中には、人助けの逸話も残されている。鬼は怖ろしい存在であると同時に、敬われる対象としての一面もあるのだ。近年では、鬼をモデルにしたアニメが大ヒットした影響もあり、日本のみならず、世界でも多くの人々に鬼が認知されている。複雑化した現代社会を生きる私たちの暮らしにおいて、SNSでの人との関わりは大きな割合を占めている。人間関係の構築、情報の拡散速度は、「見え過ぎてしまう恐怖」という新たな恐れを生み出している。”見えない恐怖”を具現化して描き、克服しようとした時代から、見え過ぎてしまうものに対し、「いかに描かずにやり過ごすか」といった、一種のアンチテーゼのようなものを感じざるを得ない。いとも容易に順応していく現代社会の様子を俯瞰して気づくことがある。人々は、対外的な自身の人格やキャラクターによって、守られているのではないだろうか。自身の経験から紡がれるキャラクター像という、ある種閉鎖的な制作過程ではあるが、鑑賞者と対峙することで得られる、鏡写しのような効果を期待している。
Exhibition Information
- 過去の展示
- 「Now selection~ブレイク前夜」|ブレイク前夜展in金沢2023.10.14 - 11.12
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Artist
アーティスト
1993 年 福岡県生まれ
2018 年 九州産業大学 芸術研究科 修士課程修了
2018年より活動拠点を東京に移す。
”toon demon”シリーズ
鬼の起源は今からおよそ1200年前の平安時代まで遡る。科学が発展していない時代の疫病や災害などの「視えない恐怖」に抗う人々によって具象化された姿が起源であり、様々な伝説や文献となって現在にまで伝承している。
複雑化した現代社会において SNSを通じた関係構築は大きな割合を占め、それはアイコン化した人間関係や情報の拡散、表現の匿名性といった「見えすぎてしまう恐怖」を生み出している。とはいえ私はこの恐怖を無くすことはできないように思う。時を経るごとに鬼は退治するものから対峙するものに変わっているからだ。
私は最近"鬼"を畏怖するものとして扱わず日常に溶け込む普遍的な存在として向き合うことが増えた。そうすると自身の記憶や経験の中の"鬼"に出会い、それが時には対外的な人格やペルソナの1つになり、目まぐるしく変化する現代社会から守ってくれていることに気づくのだ。そんな愛すべき存在に漫画(carton)と鬼(demon)を組み合わせた造語である『Toon Demon 』と名付け、制作を通じて向き合っている。私はこのToon Demon に絵画制作というある種閉鎖的な対峙方法だけでなく、鑑賞者と対峙することで得られる、鏡写しのような効果を期待している。



















